競走得点は本当に
"最強の軸"なのか
競輪予想を始めると、まず教わるのが「競走得点を見ろ」。直近4か月の成績を点数化した、いわば選手の"今の地力"だ。だが本当に、それだけで勝ち負けは読めるのか。KEIRINCRAFTのデータベースから、7車立て10万レースを引っぱり出して並べてみた。
得点順位が1つ下がるごとに、勝率は綺麗に落ちる
各レースで競走得点の高い順に1〜7位のラベルを付け、その順位ごとに1着率を集計した。結果がこれだ。
2連対・3連対まで広げても、単調さは崩れない。
| 得点順位 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 38.8% | 60.5% | 73.4% |
| 2位 | 22.1% | 45.7% | 61.6% |
| 3位 | 13.9% | 31.4% | 48.9% |
| 4位 | 9.7% | 23.4% | 40.0% |
| 5位 | 6.9% | 17.1% | 32.2% |
| 6位 | 4.9% | 12.6% | 25.1% |
| 7位 | 3.5% | 8.8% | 17.9% |
得点1位は、3回に1回は頭を取り、4回に3回は3着以内に来る。定石「競走得点を軸にせよ」は、10万レースの重みでしっかり裏付けられた。まずはここが予想の出発点でいい。
ただし——"絶対値"で見ると足をすくわれる
ここからがKEIRINCRAFTらしい話。競走得点を「85点だから強い」と絶対値で見るのは、実は危うい。効くのは点数そのものではなく、そのレースの中でどれだけ抜けているかという相対差だ。
各選手の得点が、同じレースの平均から何点離れているかで1着率を並べ直すと、こうなる。
| レース平均との差 | 1着率 | ひとこと |
|---|---|---|
| +10点 超 | 28.1% | 抜けすぎ=警戒(下記) |
| +3〜+10点 | 33.8% | いちばん美味しい帯 |
| ±3点以内 | 11.0% | 実力伯仲・混戦 |
| −3〜−10点 | 3.1% | 格下 |
平均より+3〜10点上の選手が1着率33.8%で最も勝っている。ところが、平均を+10点も超える"独走級"になると、逆に28.1%へ下がる。地力なら圧倒的なはずなのに、だ。
なぜ独走級が落ちるのか。ここに競輪の本質がある。ずば抜けた1人がいるレースは、他の6人がその選手をマーク・けん制して連係で潰しにくる。ラインの組み方や番手争いで、地力が削られる。「強い選手が必ず勝つ」わけではない——ラインが地力を覆すのが競輪だ。だから点数は"絶対"でなく"レース内の相対"で読む。
KEIRINCRAFTでは、これをどう使うか
この検証をふまえ、KEIRINCRAFTには「競走得点」のつまみがあり、レース内の相対差にどれだけ重きを置くかをあなたが調整できる。同じ85点でも、平均72点のレースなら主役、平均83点のレースならただの1人。あなたが競走得点のつまみを回すと、この相対差の見え方が変わる。
そしてもう一つ。上の表で「±3点以内=実力伯仲」のレースは1着率が11.0%まで落ちる。つまり得点が団子のレースは荒れる。KEIRINCRAFTの自信度メーター(テトラ度)で、そのレースが堅いか荒れやすいかを確認できる。
"相対"で見る競走得点を、あなたの一手に
2021年以降・約13.7万レースを収録したデータベース。AIエンジン「テトラ」と、あなたが回す15のつまみで競輪を読み解く。
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集計データはKEIRINCRAFTデータベース(2021年〜の全レース実績)。ガールズ競輪を除く男子7車立て・確定レースを対象に、各レース内で競走得点の高い順に順位付けして集計しました。数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
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