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検証 #02

番手は本当に
"おいしい"のか

データ 男子7車・ライン付き23万人超期間 2021–2026対象 確定レース

競輪を覚えると必ず聞く格言がある。「番手を買え」。ラインの2番手は、前の選手が風を切ってくれる特等席だから有利——。本当だろうか。KEIRINCRAFTのライン解析データで、各選手が隊列のどこにいたかと着順を突き合わせてみた。

1着率だけ見ると、実は先頭が上

各選手のライン内位置(先頭・番手・三番手…)ごとに1着率を並べる。すると、意外にも先頭が番手を上回る

ライン位置別 ・ 1着率(男子7車立て)
先頭
21.6%
番手
14.9%
単騎
6.8%
三番手
2.6%
四番手以降
1.1%
"差し切って1着を取る"だけなら、先頭(自力)がやや上。番手の格言はここでは成立しない。

だが、"連対の確実性"で見ると景色が変わる

1着でなく、2着以内・3着以内まで広げてみる。すると先頭と番手の差がほぼ消える。

ライン位置1着率2連対率3連対率
先頭21.6%37.1%49.2%
番手14.9%33.0%46.9%
三番手2.6%10.7%32.5%
四番手以降1.1%4.7%15.6%
単騎6.8%14.2%25.7%

3連対率は先頭49.2%に対し、番手46.9%——ほぼ互角。番手は「頭は取りにくいが、上位には確実に来る」ポジションなのだ。

番手の格言は、半分正しい。正しくは「番手は勝率で有利」ではなく「連対の確実性で有利」。前の選手が風よけになり脚を温存でき、三番手以降への転落も避けられる。だから車券の2・3着候補として堅い。逆に、三番手以降は1着率2.6%→1.1%と崖のように落ちる。番手までが"ライン"で、その後ろは別世界だ。

番手を"頭で買う"見極め — 10点ルール

では番手が1着まで突き抜けるのはどんな時か。カギは先頭と番手の競走得点差。同じラインの先頭・番手の得点を比べ、番手の1着率を並べるとこうなる。

先頭 − 番手 の得点差番手1着率番手3連対率
先頭が10点以上 強い5.7%33.3%
先頭がやや上11.2%42.9%
番手がやや上18.5%50.1%
番手が10点以上 強い28.0%60.7%

番手が先頭より10点以上強いと、番手1着率は28.0%まで跳ね上がる。前を利用しつつ自分の地力で差し切れるからだ。逆に先頭が10点以上強ければ、番手は前を助ける"ただの後ろ"で5.7%に沈む。番手は「誰の後ろか」より「前とどっちが強いか」で買う。

「番手」という位置のラベルより、実際の得点差の方が効く——同じ構図は#10で見た「級班は本当に強さを表すか」にも通じる。ラベルより、その中身の数字を見るほうが近道になる。

KEIRINCRAFTでは、これをどう使うか

KEIRINCRAFTには「番手評価」と「ライン位置」のつまみがあり、それぞれ画面上で調整できます。この記事の得点差と番手成績の集計は、調整時の参考としてご覧ください。

KEIRINCRAFTの自信度メーター(テトラ度)で、そのレースが堅いか荒れやすいかも確認できます。TETRA内部の特徴量・重み付け・処理手順は非公開です。

"連対の確実性"を、あなたの一手に

2021年以降・約13.7万レースを収録したデータベース。AIエンジン「テトラ」と、あなたが回す15のつまみで競輪を読み解く。

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集計データはKEIRINCRAFTデータベース(2021年〜の全レース実績)。ガールズ競輪を除く男子7車立て・並び(ライン)が取得できた確定レースを対象に集計しました。数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
KEIRINCRAFTは予想・分析専用アプリです。車券購入機能はありません。車券の購入は20歳から、投票は自己責任でお願いします。