トップ検証ラボ > #03 バンクと決まり手
検証 #03

バンクで決まり手
変わるのか

データ 男子・全国40バンク期間 2021–2026対象 確定レース・1着の決まり手

「短走路(333m)は逃げ有利、長走路(500m)は差し有利」。競輪ファンなら一度は聞く定説だ。バンクの1周の長さで、レースの決まり方は本当に変わるのか。全国のバンクを周長別に分けて、10万件超の決着を数えてみた。

まず——"勝率"はほとんど変わらない

意外に思うかもしれないが、脚質ごとの1着率を周長別に見ても、数字はほぼ動かない。逃げ選手は周長に関係なく、だいたい24%前後で勝っている。

周長逃げ選手の1着率追込選手の1着率
333m(短走路)24.1%7.9%
400m(標準)23.0%8.7%
500m(長走路)23.1%8.7%

「短走路だから逃げが勝ちやすい」——実は勝率で見ると、その差は1ポイント未満。定説はここでは崩れる。では定説は間違いなのか? いや、見る場所が違うのだ。

"決まり手"で見ると、景色が一変する

勝った選手がどうやって勝ったか——逃げ・捲りで押し切ったのか、後ろから差したのか。これを周長別に見ると、きれいに逆転する。

周長別 ・ 1着の決まり手の内訳
逃・捲で決着差しで決着
333m
61.1%
38.9%
335m
62.1%
37.9%
400m
51.8%
48.2%
500m
46.1%
53.9%
短走路ほど金(逃・捲)が長い=先行決着。500mでは差し(暗)が逆転して過半数に。15ポイントのきれいな単調変化

333mでは61.1%が逃げ・捲りで決着——先行ラインが押し切る。ところが500mでは53.9%が差しで決着——後方の追込が届く。同じ「逃げ選手の勝率」は変わらないのに、決着の"かたち"だけがひっくり返る。

定説は正しい。ただし現れる場所が違う。バンクの周長は「誰が勝つか(脚質の勝率)」ではなく「どう勝つか(決まり手)」を強く決める。脚質の勝率が鈍いのは、最後は選手の地力に支配されるから。短い直線・急なカントの333mは先行を有利にし、長い直線の500mは追込に逆転のスペースを与える。「短走路=逃げ/長走路=差し」は、決まり手の話だったのだ。

KEIRINCRAFTでは、これをどう使うか

KEIRINCRAFTには「脚質×バンク」というつまみがある。これは今日のレースが行われるバンクの周長・みなし直線に応じて、脚質の評価を切り替えるもの。短走路なら先行・番手のラインを厚めに、長走路なら差し脚のある追込を一段上げる。全国40バンクの周長・みなし直線データを内蔵し、会場が変わるたびに評価が動く。「バンクで買い方を変える」を、感覚でなくデータで。

バンク特性まで織り込むAI「テトラ」

全国のバンクの周長・みなし直線を内蔵し、脚質×バンクを自分で調整できる競輪AI予想アプリ。

KEIRINCRAFTを見る →

集計データはKEIRINCRAFTデータベース(2021年〜の全レース実績)。ガールズ競輪を除く男子・確定レースの1着の決まり手を、バンク周長別に集計しました(逃・捲=先行決着、差=差し決着)。数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
KEIRINCRAFTは予想・分析専用アプリです。車券購入機能はありません。車券の購入は20歳から、投票は自己責任でお願いします。