「新人はまだ実力不足で信頼できない」——本当にそうでしょうか。養成所の期(数字が大きいほど最近デビュー)で選手をグループ分けして、1着率を測りました。
直近デビュー層(37期〜)の1着率は15.0%。対してベテラン(〜30期)は12.2%。新人のほうがベテランより勝っています。そして最も勝つのは中堅(31〜36期)の16.5%でした。
「新人=実力不足」という常識は、少なくとも1着率で見ると逆でした。3着内率で見ても中堅(45.3%)がトップです。
| 期別 | 1着率 | 3着内率 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 新人(37期〜) | 15.0% | 35.0% | 7,816 |
| 中堅(31〜36期) | 16.5% | 45.3% | 44,804 |
| ベテラン(〜30期) | 12.2% | 40.2% | 132,397 |
「新人>ベテラン」が5会場すべてで同じか確認しました。
| 会場 | 新人1着率 | ベテラン1着率 | 差 |
|---|---|---|---|
| 飯塚 | 17.2% | 12.7% | +4.5pt |
| 山陽 | 16.3% | 12.8% | +3.5pt |
| 伊勢崎 | 14.6% | 12.1% | +2.5pt |
| 川口 | 13.2% | 11.9% | +1.3pt |
| 浜松 | 12.7% | 11.6% | +1.1pt |
5会場すべてで新人がベテランを上回りますが、差の大きさには幅があります。最も差が大きいのは飯塚(+4.5pt)、最も小さいのは浜松(+1.1pt)で、浜松はほぼ横並びに近い水準です。方向性は共通していますが、"新人が有利"と言い切れる強さは会場でかなり差があると正直に見るべきでしょう。
カギはハンデにあります。実力のある選手ほど後退ハンデが重く、後方(外)からのスタート。一方、実績の浅い新人は軽ハンデ=前で回れるため、単純な1着率では勝ちやすい。ベテランが伸び悩むのは実力が落ちたからではなく、"重いハンデを背負わされている"からです。中堅がピークなのは、実力が付いてきて、なおハンデがまだ最重量ではない"おいしい時期"だと読めます。
つまり期別の生の勝率は「実力そのもの」ではなく「ハンデ込みの結果」。新人を頭から消すのも、ベテランを盲信するのも、どちらも危険というのがデータの答えです(→級別の誤解)。
軽ハンデの新人・若手が前で残る展開は、本命の芯になりやすい。
重ハンデのベテランがまくり切る一撃は、人気薄で高配当になりやすい。
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