同じ「人気1位」でも、
中身は違う
「人気1位だから堅い」という見方は広く使われているが、その人気1位がラインのどこにいるかまで考慮されることは、あまり多くない。今回は疑似人気1位を「ライン先頭」「番手以降」「単騎」に分けて、実際の1着率を比べた。
疑似人気1位の1着率は、ライン先頭なら49.90%、番手以降なら41.33%。同じ人気1位でも約8.6ポイント変わる。
- 主要数値
- ライン先頭の人気1位49.90%(n=1,523) vs 番手以降の人気1位41.33%(n=992・参考)
- 期間・母数
- 2026-07-03〜2026-08-17(keirin_oddsデータ存在期間)・n=2,589(3区分合計)
- 定義
- 男子・7車立て・確定レース。競輪には単勝オッズがないため、3連単オッズが最も低い組み合わせの「1着候補」を疑似的な人気1位として使用(真の単勝1番人気とは算出方法が異なる近似値)
- 除外
- 番手以降(n=992)・単騎(n=74)はいずれもルール上の目安であるn=1,000をやや下回るか大きく下回っており、参考値。集計期間は約6週間と短く、通年の傾向とは異なる可能性がある
- 最終確認日
- 2026-08-17(KEIRINCRAFTデータベースをSQLで再クエリした基準日)
- 限界
- 疑似的な近似値であり真の単勝1番人気とは定義が異なる。回収率・買い目の有利不利は扱っていない
ライン先頭の人気1位は49.90%、番手以降は41.33%
疑似人気1位を、ライン内のポジション別に分類した結果です。
| ポジション | 1着率 | n |
|---|---|---|
| ライン先頭 | 49.90% | 1,523 |
| 番手以降(参考) | 41.33% | 992 |
| 単騎(参考) | 39.19% | 74 |
人気1位がライン先頭を務めている場合、1着率は49.90%とほぼ半分。一方、同じ人気1位でも番手以降の位置にいる場合は41.33%まで下がります。約8.6ポイントの差です。
「人気1位」の中身を分解する意味
この結果は、「人気1位」という一つのラベルの中に、実は異なる強さの選手が混ざっていることを示しています。人気になる理由が「本人の力」だけでなく「ラインの先頭というポジション」も反映している以上、同じ人気1位でも、その中身(ライン内での役割)まで見ることで、信頼度をより正確に見積もれる可能性があります。
「人気1位」は一枚岩ではない。同じラベルの中に、先頭ゆえに人気になった選手と、そうでない選手が混ざっている。検証ラボ#17で見た「先頭の地力差」と同じ構図がここにもある。
KEIRINCRAFTでは、これをどう使うか
KEIRINCRAFTは、人気(オッズ由来の指標)とライン内ポジションを別々に評価する。人気補正のつまみを、ライン先頭かどうかを意識しながら調整できる。
KEIRINCRAFTでは、そのレースの読みやすさを自信度メーター(テトラ度)で確認できる。TETRA内部の特徴量・重み付け・処理手順は非公開。
集計データはKEIRINCRAFTデータベース(2021年6月22日〜2026年8月17日、SQLで再クエリした実測値)。2026年7月3日〜8月17日(keirin_oddsのデータが存在する全期間)の男子7車立て・確定レースを対象に、疑似人気1位のライン内ポジション別1着率を集計しました。 数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
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