車立てが増えると、
ラインの効き目は薄まる
このシリーズでは「男子・7車立て」を基準の母集団としてきたが、実際には9車立てのレースも一定数ある。検証ラボ#07で確認してきた「ラインの先頭は強い」という傾向は、出走数が2人増えた9車立てでもそのまま成り立つのか。
9車立ての2車ライン先頭の1着率10.53%は、等確率基準11.11%を下回る。ラインの効果は車立てが増えるほど薄まる。
- 主要数値
- 9車立て2車ライン先頭10.53%(基準比0.95倍、n=20,081) vs 7車立て2車ライン先頭15.63%(基準比1.09倍、n=148,799)
- 期間・母数
- 2021-06-22〜2026-08-17・n=710,372(8区分合計)
- 定義
- 男子・確定レース、7車立て・9車立てのみ。先頭(line_pos=1)とそれ以外の1着率を、車立て数・ライン人数別に集計。等確率基準は7車立て14.29%、9車立て11.11%
- 除外
- 9車立ては主に上位グレード(G1・G3など)に多く、7車立て(主にF1・F2)とはレースのクラス構成も異なる
- 最終確認日
- 2026-08-17(KEIRINCRAFTデータベースをSQLで再クエリした基準日)
- 限界
- 車立て数だけを切り出した純粋な比較ではない。「先頭という条件だけでは9車立てを読み切れない」という程度の解釈にとどめるべき
2車ラインの先頭は、9車立てだと「基準以下」になる
先頭(line_pos=1)とそれ以外の1着率を、車立て数・ライン人数別に並べました。等確率基準は7車立て14.29%、9車立て11.11%です。
| 車立て数 | ライン | 先頭1着率 | 基準比 | 非先頭1着率 |
|---|---|---|---|---|
| 7車立て | 2車ライン | 15.63% | 1.09倍 | 8.55% |
| 7車立て | 3車ライン | 27.01% | 1.89倍 | 12.12% |
| 9車立て | 2車ライン | 10.53% | 0.95倍 | 7.60% |
| 9車立て | 3車ライン | 16.22% | 1.46倍 | 11.24% |
最も注目したいのは、9車立ての2車ライン先頭です。1着率10.53%は、等確率基準(11.11%)を下回っています。つまり9車立てでは、2車ラインの先頭というポジションだけでは、くじ引きで選ぶのと変わらないか、それよりやや低い成績しか出ていません。
3車ラインの先頭は9車立てでも基準を上回っています(16.22%、基準比1.46倍)が、その伸び幅は7車立ての3車ライン先頭(基準比1.89倍)より小さくなっています。
出走数が増えるほど、ラインの効果は薄まる
出走数が7から9に増えると、レース展開はより複雑になり、有力な選手・ラインの数も増えます。その結果、「先頭というポジションだけ」で押し切れる場面が相対的に減っていくと考えられます。9車立てでは、ライン人数(特に3車以上)や競走得点など、複数の条件を重ねて見る必要性が7車立て以上に高いと言えそうです。
車立て数で"効き方"は変わる。9車立ての2車ライン先頭は、等確率基準すら下回る。車立てが増えるレースほど、検証ラボ#15で見た「得点×ライン」の掛け算がより重要になる。
KEIRINCRAFTでは、これをどう使うか
KEIRINCRAFTは、出走表の車立て数を踏まえてライン重視度のつまみの効き方を調整できるよう設計している。9車立てのような拮抗レースでは、ライン人数だけに頼らない見方が必要になる。
KEIRINCRAFTでは、そのレースの読みやすさを自信度メーター(テトラ度)で確認できる。TETRA内部の特徴量・重み付け・処理手順は非公開。
車立て数の"効き方"を、あなたの一手に
2021年以降・約13.7万レースを収録したデータベース。AIエンジン「テトラ」と、あなたが回す15のつまみで競輪を読み解く。
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集計データはKEIRINCRAFTデータベース(2021年6月22日〜2026年8月17日、SQLで再クエリした実測値)。男子・確定レースの7車立て・9車立てを対象に、車立て数・ライン人数別の先頭/非先頭1着率を集計しました。 数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
KEIRINCRAFTは予想・分析専用アプリです。車券購入機能はありません。車券の購入は20歳から、投票は自己責任でお願いします。