地元選手は、
本当に有利か
「地元は強い」。地鳴りのような声援、走り慣れたバンク、移動の疲れもない。競輪ファンなら誰もが信じるこの定説——だが本当に数字に出るのか、それとも気分の問題か。会場の県と選手の登録地が一致する"地元"を、72万人分の出走で測った。
地元というだけで、勝率は4ポイント上がる
選手を「地元(会場と同じ県)」と「非地元」に分け、1着率を並べる。
2連対・3連対まで見ると、差はさらにはっきりする。
| 区分 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 | 平均競走得点 |
|---|---|---|---|---|
| 地元 | 18.1% | 35.9% | 51.0% | 85.9 |
| 非地元 | 14.0% | 27.9% | 42.1% | 85.6 |
ここで注目すべきは、いちばん右の列だ。地元と非地元で、平均競走得点はほぼ同じ(85.9 と 85.6)。つまり「地元に強い選手が集まっているから勝つ」のではない。実力が同じでも、地元というだけで勝つ。地の利は、気分ではなく実データだった。
しかも——強い選手ほど、地元が効く
「弱い選手が地元で少し上振れするだけでは?」という疑いに答えよう。各レースで競走得点が最も高い選手(=そのレースの地力No.1)だけを取り出し、地元かどうかで1着率を比べた。
| 得点1位の選手 | 1着率 |
|---|---|
| 地元 | 47.1% |
| 非地元 | 38.1% |
同じ"レース最強"でも、地元なら47.1%、アウェイなら38.1%——地元というだけで1着率が9ポイントも跳ねる。地の利は弱者の慰めではなく、強者にこそ上乗せされる。「地元のエース」は、競輪でいちばん信頼できる軸のひとつだ。
なぜ地元が効くのか。走り慣れたバンクの癖(カント・風・直線の伸び)を体が覚えている、記念大会では地元選手中心にラインが組まれ味方が付きやすい、移動疲労がない、そして声援がそのまま踏む力になる——理由は複合的だが、結果は一貫している。だから出走表を見たら、まず「地元の◯」に印を打つのは、理にかなった一手だ。
KEIRINCRAFTでは、これをどう使うか
だからKEIRINCRAFTは「地元」を独立したつまみに持つ。競走得点が同じなら地元を一段上に。地元のエースが強いラインの先頭にいるレースは、堅く獲りにいける。逆にアウェイ遠征の実力者は、点数ほど過信しない——その微調整を、あなたが指先で決められる。
KEIRINCRAFTでは「地元」もつまみとして調整できる要素の一つだ。「点数72点でも地元」と「点数75点でアウェイ」——どちらを重視するかを、あなたの感覚で決められる。TETRA内部の特徴量・重み付け・処理手順は非公開。
集計データはKEIRINCRAFTデータベース(2021年〜の全レース実績)。ガールズ競輪を除く男子7車立て・確定レースを対象に、会場の所在県と選手の登録地が一致する場合を「地元」として集計しました(会場と地域データを照合できたレースが対象)。数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
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