オートレースの選手には、登録上の"地元(本拠地)"があります。5会場それぞれのクセを見てきた検証ラボで、今回は「地元選手は、その地元開催でどれだけ有利か」をAUTOCRAFT自前データで検証しました。
選手が「地元開催で出走した時」と「他会場に遠征して出走した時」を分けて1着率を集計すると、次のようになりました。
地元選手の1着率は14.6%。他会場に遠征した選手の11.3%と比べて+3.3ポイントの差です。対象は地元開催115,130走行・遠征69,887走行と、いずれも大規模な母数です。
差はさらに3着内率で広がります。3着内率は地元選手44.1%、遠征選手36.6%で、その差は+7.5ポイント。"地の利"は1着そのものより、上位に食い込む場面でより効いているようです。
地元の有利さは、5会場すべてで同じではありません。会場別に「地元1着率マイナス遠征1着率」の差を並べると、こうなります。
| 会場 | 地元1着率 | 遠征1着率 | 差 | 地元N |
|---|---|---|---|---|
| 川口 | 14.7% | 10.1% | +4.6pt | 25,952 |
| 浜松 | 14.9% | 10.8% | +4.1pt | 18,633 |
| 伊勢崎 | 14.1% | 10.4% | +3.7pt | 25,083 |
| 飯塚 | 14.8% | 11.5% | +3.3pt | 24,783 |
| 山陽 | 15.0% | 13.4% | +1.6pt | 20,679 |
5会場のクセで"堅い"とされた山陽は、地元の有利さが+1.6ptと最も小さくなりました。実力・人気がそのまま結果に出やすい会場では、"地元かどうか"の上乗せは相対的に薄いのでしょう。
一方で最も地元の有利さが大きかったのは、意外にも「荒れる」会場ではなく川口(+4.6pt)でした。荒れやすさと地元の有利さは、必ずしも同じ理由で起きているわけではなさそうです。
似たような"地の利"の構造は、他の公営競技にもあります。ボートレースでは選手が所属する「支部」ごとに強さの差があり、姉妹アプリBOATCRAFTの支部別 強さランキングで集計しています。切り口や指標は競技ごとに違いますが、"どこの所属か"がレースに影響するのは公営競技に共通する構造なのかもしれません。
同条件の遠征選手と比べて際どい二択の時、地元かどうかを判断材料に加える。ただし過大評価はしない。
山陽のように"堅い"会場では地元/遠征の差が小さいため、試走タイムなど他の指標をより重視する。
この傾向を踏まえた各レースのAI予想・テトラ度(自信度)は、オートレースAI予想アプリ「AUTOCRAFT」で毎日更新しています。
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※ 本記事の数値はすべて AUTOCRAFT 自前データベース(2023–2026 / 約2万4千レース・約18万出走) の独自集計です。集計時点の実測で今後変動します。予想は情報提供を目的とし、的中・利益を保証しません。投票は20歳以上・自己責任で。