AUTOCRAFT検証ラボ / #09
検証ラボ #09

5会場のクセ
── 堅い山陽、荒れる伊勢崎

オートレースは全国5会場(川口・伊勢崎・浜松・飯塚・山陽)。同じ「外が強い」競技でも、その強さや荒れ方は会場でくっきり違います。AUTOCRAFT自前データで5場の性格を並べました。

どの会場も同じように予想すればいい。

5会場の性格マップ

会場1号車1着率8号車1着率万車券率性格
川口7.3%31.1%31.0%標準
伊勢崎7.4%27.7%32.0%最も荒れる
浜松7.6%31.4%31.0%外が強い
飯塚9.6%28.2%29.9%内が粘る
山陽8.9%26.8%27.1%最も堅い

読みどころは3つ。山陽は万車券率27.1%で最も堅く、堅実な決着が多い。伊勢崎は32.0%で最も荒れ、高配当が出やすい。そして浜松は8号車1着率31.4%で外が最強です。

「外の強さ」も会場で違う

8号車1着率 ── 会場別
川口31.1%
伊勢崎27.7%
浜松31.4%
飯塚28.2%
山陽26.8%
その会場の"クセ"(堅い・荒れる)は、レースごとに変わります。
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外が強い」はオート共通でも、その極端さは会場差があります。浜松や川口は外枠の実力者がそのまま勝ち切る一方、飯塚は1号車1着率9.6%と内が比較的粘ります。各会場の出やすい出目は3連単 出目ランキングでも確認できます。

I.級別の効き方も、会場で違う

級別の誤解(#05)で見た通り、選手等級(S/A/B)は全国平均でははっきり効きます。ではこの"級別の効き方"は会場でも一律なのか、S級とB級の1着率を会場別に比べました。

会場S級1着率B級1着率
川口26.4%8.2%+18.2pt
浜松24.8%7.3%+17.5pt
飯塚25.0%9.6%+15.4pt
山陽23.9%9.2%+14.7pt
伊勢崎21.8%8.0%+13.8pt
統計メモ:全国のS級(n=24,553)とB級(n=51,314)の1着率の差は24.7%→8.6%(丸め前正本値の差で約16.1pt)(2標本比率検定でz≈60.0・p<0.0001。S級勝利6,071件/24,553件・B級勝利4,435件/51,314件の実測整数カウントから算出)。
集計の前提:集計期間は2023年4月1日〜2026年8月15日で固定。分母は該当条件を満たす出走のうち結果が確認された全記録で、全車が失格・欠場等となった不成立レースはレース単位で除外しています。失格・欠車等(出走前の欠場を含む)を示す公式コード9も分母に含めており、完走した車だけに限定した集計ではありません。

II.会場によるのでは? ── 伊勢崎だけ級差が縮まる

S級とB級の1着率の差は川口で+18.2ptと最も大きく、伊勢崎だけ+13.8ptと縮まります。伊勢崎は万車券率で見た"荒れる会場"でもあり、実力の階級差がそのまま結果に出にくい会場だと考えられます。「級別が効く」という骨格は5会場共通ですが、その効き方の強さは会場の性格と連動しているようです。

データが言えること

  • 会場で万車券率(荒れ度)が27.1〜32.0%まで開く
  • 山陽は堅め、伊勢崎は荒れめ、と性格がはっきり
  • S級×B級の1着率差は会場で+13.8〜+18.2ptとばらつく(伊勢崎で最小)

言いすぎ注意

  • 会場のクセは絶対ではない(その日のメンバー次第)
  • 堅い会場でも荒れる日はある
  • 級別の効き方も会場で一律ではない
信頼度が高い会場の見方

山陽のような堅い会場は、外枠・上位級の実力がそのまま出やすい。

荒れやすい会場の見方

伊勢崎のような会場は級別・車番の優位が薄れやすく、波乱を織り込みたい。

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※ 本記事の数値はすべて AUTOCRAFT 自前データベース(2023–2026 / 約2万7千レース・約18万出走、2026年8月時点) の独自集計です。集計時点の実測で今後変動します。予想は情報提供を目的とし、的中・利益を保証しません。投票は20歳以上・自己責任で。