AUTOCRAFT検証ラボ / #23
検証ラボ #23

試走とハンデの本命が割れたら
── 試走側の1着率37.89%

オートレースの車番は、そのレースでハンデが軽い順に1号車から割り振られます。つまり最重量ハンデの車は「事前の格付けで最も格上」の車。一方、試走タイムはその日その瞬間の仕上がりを映す数字です。この2つの「本命」が別の車を指したとき、本番で勝つのはどちらかを実データで確かめました。

CategoryAUTOCRAFT 検証ラボ Author有田 光志 Read約 4 分 Published2026.08.26 最終確認日2026.08.25
— この記事の結論 —

試走1位とハンデ最大が別の車になったレース(n=3,254)では、1着率は試走側37.89%・ハンデ側14.26%で試走が上回る。

37.89%
試走1位車の1着率
(不一致時)
14.26%
ハンデ最大車の1着率
(不一致時)
46.89%
本命一致時の1着率
期間・母数
集計期間: 2023-04-01〜2026-08-17/母数: 本命一致 n=5,163・不一致 n=3,254
定義
試走単独1位=そのレースで試走タイムが単独最小の車(同着は除外)
定義
ハンデ単独最大=そのレースでハンデが単独最大の車(同着は除外)
除外条件
試走タイムまたはハンデ未記録の出走、リタイア・欠場車、試走タイムまたはハンデが同着(複数車が同値)になったレースを除外
最終確認日
2026-08-25(数値を検証パックと再照合した日。データ基準日は2026-08-17=集計対象の最終日)
限界
ハンデの重さ=実力という前提自体は別記事の解釈に基づく仮定であり、本記事はその前提の下での比較にとどまる。回収率・配当は集計していない。

試走とハンデの本命が一致すると1着率はどうなる?

直答:試走単独1位とハンデ単独最大が同じ車のレース(n=5,163)は、その車の1着率46.89%と高水準だった。

まず、試走単独1位の車とハンデ単独最大の車が「同じ車」だったレースと「別の車」だったレースに分けて集計しました。本命が一致しているレースでは、その車の1着率は46.89%と高水準です。問題はここから、本命が一致しなかった3,254レースでどちらが勝ったかです。

パターンレース数(n)1着率
試走とハンデの本命が一致5,16346.89%
試走とハンデの本命が不一致3,254次項で内訳

試走とハンデの本命が食い違ったら、どちらが勝ちやすい?

直答:試走1位車とハンデ最大車が別々の車になったレース(n=3,254)では、試走1位車の1着率37.89%がハンデ最大車14.26%を上回った。

試走で単独1位だった車と、ハンデが単独で最も重かった車が別の車だった3,254レースについて、実際にどちらが勝ったかを見ると次の通りです。

不一致レースでの1着車割合
試走単独1位の車37.89%
ハンデ単独最大の車14.26%
どちらでもない車47.85%
統計メモ:ハンデ最大車の1着率14.26%は、出走頭数が平均7台前後であることを踏まえた単純平均(1/7≈14.3%)とほぼ同水準。「ハンデが一番重い」というだけの情報は、試走タイムを覆すほどの根拠にはならないことが読み取れます。

試走側が上回った差の理由は分かっているのか?

直答:この集計では試走側の1着率がハンデ側を上回ったが、その差が生じた具体的な原因までは検証していない。

ハンデは、そのレースが組まれる時点ですでに決まっている「格付け」の情報です。一方、試走タイムはレース当日、その時の仕上がりを直接示す数字です。今回の集計で分かったのは、この2つの本命が食い違ったレースで、試走1位車の1着率(37.89%)がハンデ最大車の1着率(14.26%)を上回ったという事実だけです。なぜこの差が生まれるのか、原因までは今回の集計では検証していません。

この検証で言えないことは何か?

直答:ハンデの重さ=実力という前提は別記事の解釈に基づく仮定であり、回収率は本記事では集計していない。

言えること

  • 本命一致レース(n=5,163)は1着率46.89%と高い
  • 不一致レース(n=3,254)では試走1位車の1着率37.89%がハンデ最大車14.26%を大きく上回る

言えないこと

  • ハンデの重さが実力の高さを意味するという前提は別記事の解釈に基づく仮定
  • 回収率・配当は集計していない(あくまで1着率の話)
  • 同着レースは除外しているため対象外になったレースが一定数ある

— 出典・再現性 —

  • データ出所: AUTOCRAFTデータベース(autorace_entries / autorace_results、VPS実データの読み取り専用集計)
  • 集計方法: autorace_entriesを日付・会場・レース単位でGROUP BYし、試走タイム単独最小の車とハンデ単独最大の車を特定。autorace_resultsのfinish_rank_intと突き合わせて1着率を算出
  • 検証パック: 集計定義・再現SQL・集計結果・改ざん検知用ハッシュを検証パックとして公開しています: 検証パック(証跡一式)

— 著者・制作方法 —

著者: 有田光志(Craft Lab Group・AUTOCRAFT開発者)

制作方法: データ集計・下書きはAI(Claude)が実行し、有田光志が数値の検証・編集・公開可否の最終判断を行う。人手を介さない自動生成・無編集での公開は行っていない。

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※ 本記事の数値はすべて AUTOCRAFT 自前データベース(2023年4月〜2026年8月17日 / autorace_entries・autorace_resultsの実測集計) の独自集計です。集計時点の実測で今後変動します。予想は情報提供を目的とし、的中・利益を保証しません。投票は20歳以上・自己責任で。