Category — 成績・データ

C率Course-Venue Win Rate

特定の選手が、特定の会場 × コース から出走したときの 1 着率。 「選手 × 会場 × コース」という 3 次元クロスで集計するため、全国勝率や会場別勝率より一段細かく 「得意・不得意」の構造が見える、玄人向けの集計指標。

Definition

C率とは ─ 3 次元クロス の勝率。

C 率 (シーりつ / コース勝率) とは、ある選手が特定の競艇場の特定のコース番号から発走したレースだけを抽出して算出される 1 着率です。 「C」はCourseの頭文字で、選手のコース取りに対する適性を会場ごとに切り分けて評価する指標として、専門紙の選手データ欄や公式予想記者の解説で広く使われています。

全国勝率はすべての出走を平均化した値であるのに対し、C 率は会場とコースの組み合わせごとに細かく分解されているため、たとえば同じ A1 選手でも「桐生の 4 コースが得意」「戸田の 1 コースは苦手」といった、選手特性 × 水面特性の交差効果を可視化できます。 予想において本命を絞り込む決め手として、あるいは穴党が意外な高 C 率を発見する武器として活用されます。

Calculation

C率の 算出方法 と参照期間。

C 率は集計期間内の 1 着回数を出走回数で割ったシンプルな比率です。 ただし参照期間とサンプル数の設定によって意味合いが変わるため、利用時には分母の出走回数を必ず確認する必要があります。

vs Other Rates

C率と 他の勝率指標 の違い。

競艇には複数の勝率指標があり、それぞれ粒度と意味が異なります。 C 率は最も細かい粒度の指標で、本命の信頼度を最終確認する場面で力を発揮します。

C 率 全国勝率 / 当地勝率
粒度 選手 × 会場 × コースの3 次元 選手 × 全国 / 選手 × 会場の1〜2 次元
サンプル数 少ない (10〜50 走)、ノイズに弱い 多い (100 走以上)、安定
用途 本命の最終チェック・穴の発掘 選手の総合力評価
強み 水面・コース適性が見える 選手の地力が見える
弱み サンプル数不足の数字を鵜呑みにすると逆効果 得意・苦手会場の差が均されて見えない
How to Read

C率の 読み方 と落とし穴。

C 率は便利な指標である一方、誤った読み方をすると逆に予想精度を落とします。 実際に予想で使う際の3 つの注意点を押さえておきましょう。

第一に、分母 (出走回数) を必ず確認すること。 C 率 50% でも出走 2 回の 1 勝なら統計的な意味はほぼなく、C 率 30% でも出走 30 回の 9 勝なら信頼度が高い、と判断が変わります。 第二に、コース 1〜6 でベースラインが大きく違うこと。 全国平均で 1 コース勝率は 55% 前後、4 コースは 13% 前後、6 コースは 3% 前後と桁違いに低いため、絶対値ではなく同コースの平均との偏差で評価する必要があります。

第三に、時間の経過による陳腐化。 モーターの抽選結果、選手のフォーム、水面工事や桟橋移動などで C 率の数字は徐々に陳腐化します。 可能なら直近 1 年内のフレッシュな集計を使い、古い C 率に過度な信頼を寄せない運用が推奨されます。

In BOATCRAFT

BOATCRAFT 予想モデルでの 扱い

BOATCRAFT は C 率と同等の選手 × 会場 × コース の集計を内部で持ち、4 モデルブレンドの「会場特性モデル」と「統計モデル」の両方で利用しています。 ただし、生の C 率をそのまま使うのではなく、サンプル数による信頼度補正をかけたうえで予想に反映する設計です。

ベイズ平均で信頼度補正 ─ 出走回数が少ない場合は、同コースの全国平均に引き寄せて滑らかにします。サンプル不足のノイズに振り回されない設計です。

直近フォームとの組み合わせ ─ C 率は中長期の集計指標であるため、直近 10 走の好不調と組み合わせて評価。C 率が高くても直近不調の選手は信頼度を下げ、逆に直近好調なら加点します。

関連指標:BOATCRAFT 独自の C 率 (BOATCRAFT 版) は、この一般的な C 率の概念を拡張し、モーター適性や気象条件まで組み込んだ多次元評価指標です。

C率を 読み解く、その先へ。

C 率は競艇予想を一段深めるための重要な指標の一つです。 100 を超える専門用語を 12 カテゴリで整理した用語集で、競艇予想の解像度を上げてみてください。

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