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検証 #05

Bの数字は、
"先行力"を映すか

データ 7車立て 72万人分の出走期間 2021年以降対象 男子・確定レース

出走表の右のほうにある「B」。バック=ホームで先頭を走った回数で、その選手がどれだけ自分から前で戦うタイプかを表す。「Bが多い選手は自力がある=軸」とよく言われる。この定石、72万人分の出走で本当か確かめてみた。

B数が増えるほど、勝率は一段ずつ上がる

各選手を直近のB数で6つの帯に分け、帯ごとの1着率を並べた。結果は、ほれぼれするほど綺麗な右肩上がりだった。

B数の帯別 ・ 1着率(7車立て / 72万人分)
B 0
8.9%
B 1–2
13.9%
B 3–4
17.1%
B 5–6
18.9%
B 7–9
21.0%
B 10+
27.2%
7車立ての基準線は 1/7 = 約14.3%。B10以上は27.2%で基準の約1.9倍、B0(8.9%)の3倍。Bの本数が、そのまま勝率の階段になっている。

2連対・3連対まで広げても、階段は崩れない。

B数1着率2連対率3連対率
08.9%22.3%38.2%
1–213.9%27.5%41.4%
3–417.1%30.7%43.0%
5–618.9%33.3%45.4%
7–921.0%36.3%48.3%
10+27.2%44.5%56.1%

定石「Bが多い=自力がある」は、数字ではっきり裏付けられた。Bは"やる気"や"直近で前を取れている状態"の代理指標として、素直に効く。まず先行争いの中心になる選手は、B欄を見れば当たりがつく。

ただし——B数が映すのは、勝率より"勝ち方"だ

ここからがKEIRINCRAFTらしい話。同じ「1着」でも、Bの多い選手と少ない選手では勝ち方がまるで違う。1着になった選手を、決まり手で分けてみた。

タイプ捲り差し
高B(7以上)先行型50.7%37.9%11.4%
中B(2–6)23.0%42.8%34.1%
低B(0–1)追込型2.3%10.7%86.8%

高Bの選手が勝つときは、半分が逃げ切り、残りの多くが捲り——ほぼ自分の脚で決めている。対して低Bの選手は、勝ちの87%が「差し」。前の誰かに乗って、最後だけ抜け出している。Bは「強いか」ではなく、「自分でレースを動かすタイプか、他人の力を借りるタイプか」を映す鏡なのだ。

だからB数だけで選手を切ってはいけない。低Bの選手は自力こそ乏しいが、良いラインの番手(2番手)に構えれば話は別。番手の選手は1着14.9%と先頭には及ばないが、3連対率は46.9%まで伸び、先頭の49.2%にほぼ並ぶ(=差して3着以内に飛び込む堅さ、詳しくは検証ラボ #02)。B数で「自力の主役」を見つけ、その番手で「堅い相手」を拾う——読み方を分けるのがコツだ。

KEIRINCRAFTでは、これをどう使うか

この二面性に対応して、KEIRINCRAFTには「B数(先行力)」と「番手評価」という別々のつまみがある。「B数」で自力で動かせる選手を、「番手評価」でその後ろで差す選手を、あなたが個別に調整できる。高Bの先行選手を軸に置くのか、あえてその番手を狙うのか——あなたがつまみを回すたびに、この重心が動く。

KEIRINCRAFTでは、そのレースの読みやすさを自信度メーター(テトラ度)で確認できる。TETRA内部の特徴量・重み付け・処理手順は非公開。

"先行力"が変える勝ち方を、あなたの一手に

2021年以降・約13.7万レースを収録したデータベース。AIエンジン「テトラ」と、あなたが回す15のつまみで競輪を読み解く。

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集計データはKEIRINCRAFTデータベース(2021年〜の全レース実績)。ガールズ競輪を除く男子7車立て・確定レースを対象に、各選手の直近B数で集計しました。数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
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