決まり手とは、競輪で1着の選手がどうやって勝ったかを表す言葉で、逃げ・捲り・差し・マークの4種に分けられる。
「逃げ」「差し」という言葉は知っていても、競輪の決まり手が正確に何種類あるのか、いざ説明しようとすると曖昧になりやすい。KEIRINCRAFTデータベースに記録された実際の決まり手を数え、種類ごとの意味と出現割合を整理した。
決まり手とは、競輪でその選手がどう勝ったかを表す言葉。男子・7車立て・確定レース106,574件の1着を数えると、差し46.44%・捲り27.95%・逃げ25.49%の順だった。
- 主要数値
- 1着の決まり手は差し46.44%(49,468件)・捲り27.95%(29,774件)・逃げ25.49%(27,150件)(n=106,509)
- 期間・母数
- 2021-06-22〜2026-09-05・男子・7車立て・確定レース106,574件(うち1着に決まり手が記録された106,509件)
- 定義
- KEIRINCRAFTデータベース keirin_results.kimarite列の値をそのまま集計。「逃」→逃げ、「捲」→捲り、「差」→差しに対応させた
- 除外
- 4つ目の値「ク」(1着117件・0.11%)は対応関係が未確認のため主要集計から除外し、別枠(下記)で扱う。1着なのに決まり手が空欄の65件(0.06%)も除外
- 最終確認日
- 2026-09-05(KEIRINCRAFTデータベースをSQLで再クエリした基準日)
- 限界
- 決まり手はこのデータベースでは1着・2着にしか記録がなく、3着以降の決まり手は集計できない
決まり手にはどんな種類がありますか
競輪の決まり手は、一般に逃げ・捲り・差し・マークの4種類とされる。KEIRINCRAFTデータベースの1着記録を見ても、「逃」「捲」「差」の3値に加えてもう1つ「ク」という値が存在し、合計4種になっている(詳しくは後述)。
- 逃げ(にげ) — 自分(またはラインの先頭)が終始前に出たまま、そのまま押し切ること。
- 捲り(まくり) — 後方や外を回って一気にスピードを上げ、直線の手前で前を交わすこと。
- 差し(さし) — 前の選手のすぐ後ろで脚を溜め、最後の直線で交わすこと。
- マーク — 前を追走した選手の後ろにぴったりつけたまま、その勢いで上位に来ること。
1着はどの決まり手が一番多いですか
男子・7車立て・確定レース106,574件のうち、1着に決まり手が記録された106,509件を集計すると、以下の通り。
| 決まり手 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 差し | 49,468 | 46.44% |
| 捲り | 29,774 | 27.95% |
| 逃げ | 27,150 | 25.49% |
| ク(未確認・下記参照) | 117 | 0.11% |
1着では差しが46.44%と半数近くを占め、捲り27.95%・逃げ25.49%が続く。「逃げ切りが一番多い」というイメージを持たれがちだが、このデータベースでは差しが最多だった。
2着に多い「ク」はマークですか
同じ集計を2着(n=106,224)で行うと、順位が入れ替わる。
| 決まり手 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| ク(未確認) | 43,437 | 40.89% |
| 差し | 26,927 | 25.35% |
| 逃げ | 21,915 | 20.63% |
| 捲り | 13,945 | 13.13% |
1着ではごく僅か(0.11%)だった「ク」が、2着では40.89%と最多になる。競輪の決まり手が公式に4種類(逃げ・捲り・差し・マーク)とされていること、KEIRINCRAFTデータベースの選手別通算成績テーブル(keirin_entries)に nige・makuri・sashi・mark_cnt という同じ4分類の列が別途存在すること、そして「マーク」がライン内で前を追走する位置(番手など)に多い決まり手として知られ2着に偏りやすいことから、「ク」はマークに対応する可能性が高いと考えられる。取得元(K-Dreams)の結果ページでも該当セルは「ク」の1文字で表示されており、目視した2レースでは「ク」の選手はいずれも先行選手の直後(番手)に位置していた(KIMARITE_KU_VERIFICATION_20260905.md)。
ただし、これは推定であり確定情報ではない。「ク」の値は元データ(K-Dreamsが公開する競輪結果ページ)の表示をそのまま収録したものであり、KEIRINCRAFTデータベース内に「ク=マーク」と明記した対応表は存在しない。この点は下記「分からないこと」で改めて明記する。
決まり手と脚質はどう違いますか
脚質は選手ごとの傾向(先行型・両型・追込型)を表す分類で、キャリア全体を通じた走り方の型を指す。決まり手は「そのレースで実際にどう勝ったか」という結果であり、レースごとに変わる。たとえば脚質が追込型の選手が、あるレースでは捲りで勝つこともある。「先行」という脚質と「捲り」という決まり手は、そもそも指している軸(傾向 vs 結果)が違うため、単純に比較できる概念ではない。
分からないこと
- KEIRINCRAFTデータベースのkimarite列に記録された値「ク」が本当に「マーク」を指すかどうかは未確認。選手別通算成績の4分類(逃/捲/差/マーク)と対応する可能性が高いと考えられるが、データベース内に明示的な対応表は無い。
- 決まり手はこのデータベースでは1着と2着にしか記録がなく、3着以降にどの決まり手だったかは分からない。
- 決まり手が「なぜそうなったか」(展開・脚力・ラインの動きなど)までは、この集計だけでは分からない。
- 元データの出典(K-Dreams)がどのような基準で1着・2着だけに決まり手を記録しているか、一次資料での確認はできていない。
出典・検証方法
データソースはKEIRINCRAFTデータベース(VPS PostgreSQL、keirincraft)。keirin_results.kimarite列とkeirin_races(母集団条件)を突き合わせて集計した。基準日は2026-09-05。
SELECT kr.finish_pos, kr.kimarite, count(*)
FROM keirin_results kr
JOIN keirin_races ra ON ra.race_id = kr.race_id
WHERE ra.is_girls = false AND ra.num_cars = 7 AND ra.status = 'finished'
AND kr.finish_pos IN (1,2)
AND kr.kimarite IS NOT NULL AND kr.kimarite <> ''
GROUP BY kr.finish_pos, kr.kimarite
ORDER BY kr.finish_pos, count(*) DESC;参考として、KEIRINCRAFTデータベース全体は2021年以降の約14.1万レースを収録している(2026-09-05実測・確定レース141,846件、2021-06-22〜2026-09-05)。本記事の母数106,574件はこのうち男子・7車立てに絞った数値で、データベース全体の件数とは異なる。
よくある質問
競輪の決まり手は一般に、逃げ・捲り・差し・マークの4種類とされています。逃げは終始先頭のまま押し切ること、捲りは後方や外から一気に交わすこと、差しは前の選手の後ろで脚を溜めて直線で交わすこと、マークは前を追走した選手の後ろにつけたまま上位でゴールすることを指します。
KEIRINCRAFTデータベース(男子・7車立て・確定レース106,574件、2021年6月22日〜2026年9月5日)の1着では、差しが46.44%で最多、次いで捲り27.95%、逃げ25.49%でした(基準日2026-09-05)。
いいえ、別の言葉です。脚質は選手ごとの傾向(先行型・両型・追込型)を表す分類で、決まり手はそのレースで実際にどう勝ったか(結果)を表します。脚質が追込型の選手が、そのレースでは捲りで勝つこともあります。
集計データはKEIRINCRAFTデータベース(2021年6月22日〜2026年9月5日、SQLで再クエリした実測値)。男子・7車立て・確定レースを対象に、1着・2着の決まり手を集計しました。4つ目の値「ク」の対応関係は未確認です(本文参照)。数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
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