競輪、最大の壁は
「ライン」。30秒で読む。
競走得点も、脚質も、単体ならすぐ分かる。競輪が急にややこしくなるのは「ライン」——同じ地区の選手が隊列を組み、味方のために走る仕組みが出てきた瞬間だ。まず下の図で、隊列の中身を30秒で見てほしい。
「ライン」とは何か——隊列を図で見る
同じ色でつながった円が「ひとつのライン」。位置ごとに役割が決まっている。
同じ色でつながった円が「ひとつのライン」。先頭は風を受けながら前を引く「先行型」の役目、番手はその真後ろで風よけの恩恵を受けながら脚を溜め、勝負どころで前を差しにいく「追込型」の役目。三番手以降は自分が勝つ位置ではなく、前の2人を守るための"けん制"要員だ。競輪は「7人の個人戦」ではなく、「ラインとラインの陣取り合戦」——ここが分かると、出走表の見え方が変わる。
番手・脚質・バンクの基礎
ラインが分かったら、次の3つ。すべてKEIRINCRAFT検証ラボの実測データにリンクしている。
番手
ラインの先頭のすぐ後ろにつく2番目の位置。前が風を受けてくれる分、脚を溜めて勝負どころで差せる——競輪でもっとも語られるポジションだ。1着率は先頭21.6%に対し番手14.9%とやや劣るが、3連対率は先頭49.2%・番手46.9%とほぼ互角。「頭は取りにくいが、上位には確実に来る」のが番手の実像。
→ 検証ラボ #02「番手は本当に"おいしい"のか」
脚質
選手ごとの走り方のタイプ。自分から前に出て主導権を握る「先行型」、状況で使い分ける「両型」、後方で構えて差しを狙う「追込型」の3つ。1着率は先行型24.3%・両型15.2%・追込型8.7%と約3倍差がつき、先行型が最も勝ちやすい。ただし先行型は着外(4着以下)も47.6%——決まれば頭、決まらねば惨敗のハイリスク型でもある。
→ 検証ラボ #09「逃げは本当に一番強いのか」
バンク
競輪場のコース(周長333m〜500m)のこと。周長が短いほどコーナーがきつく直線が短いため、先行ラインがそのまま押し切りやすい。実データでは周長333mのバンクは1着の61.1%が逃げ・捲りによる先行決着なのに対し、500mでは53.9%が差しによる決着——決まり方の"かたち"がバンクごとに変わる。
→ 検証ラボ #03「バンクで決まり手は変わるか」
「ライン」「番手」「脚質」「バンク」は、それぞれ単独では効き方が読みにくい。強い先頭のすぐ後ろの番手は美味しいが、弱い先頭の番手は前を助けるだけの"ただの後ろ"。先行型は短走路で活きるが、長走路では差しに沈む。掛け合わせて初めて、買い目の景色が見えてくる——これがKEIRINCRAFTがつまみを15個も用意している理由だ。
アプリではどこを見るか
ここまでの内容は、KEIRINCRAFTの画面にそのまま出てくる。実際の画面キャプチャで場所を示す。

- 画面下部のつまみ一覧に「ライン位置」「脚質」が並ぶ(画像は競走得点2.0・ライン位置1.4などの設定例)。数値を上げるほど、その要素をAI予想に強く反映させられる。
- 右下の「テトラナビ」ボタンから、そのレースの隊列を読んだ予想画面に進める。

- 選手名の横に「A1 逃」のように級班と脚質バッジが並び、右側に軸・相手・切りの判定が色で示される。
- コメント欄には「ラインの先頭で流れを作る」のように、そのレースの隊列構成が言葉で書かれている。
※出走表の車番の色は号車ごとの規定色(1号車=白、7号車=橙など)で、ライン分けそのものを示す色ではありません。どの車がどのラインかは、上記の「ライン位置」つまみとテトラナビの評価コメントで確認してください。
集計データはKEIRINCRAFTデータベース(2021年〜の全レース実績)。ガールズ競輪を除く男子7車立て・確定レースを対象に集計しています。数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
KEIRINCRAFTは予想・分析専用アプリです。車券購入機能はありません。車券の購入は20歳から、投票は自己責任でお願いします。