トップ検証ラボ > #26 得点×グレード
検証 #26(暫定採番・PLAN.md参照)

得点1位の"効き目"は、
グレードで変わる

データ 男子の延べ出走データ(車立て数は限定せず)期間 2021年6月22日〜2026年8月17日対象 男子・確定レース 執筆 有田 光志AI利用 あり(SQL集計・記事構成補助)Published 2026.08.20Updated 2026.08.20

このシリーズの多くの記事は「男子・7車立て」に母集団を統一してきたが、今回はあえて絞らずに集計する。G1・G2・GPのような上位グレードのレースは、そのほとんどが9車立てで行われているためだ(理由は後述)。

この記事の結論(引用可)

得点1位選手の1着率を等確率基準からの倍率で見ると、G3が3.16倍で最も高く、G1(2.60倍)はそれより低い。

主要数値
G3 得点1位1着率36.25%(基準比3.16倍、n=10,352) vs G1 得点1位1着率28.99%(基準比2.60倍、n=1,797)
期間・母数
2021-06-22〜2026-08-17・n=130,003(G1/G3/F1/F2の4区分合計、参考のGP/G2を除く)
定義
男子・確定レース(本記事のみ7車立てに絞っていない)。各グレードで、レース内の競走得点が最も高い選手の実際の1着率を、等確率基準(車立て数に応じた1/n)からの倍率で比較
除外
GP(n=162)・G2(n=675)は1,000件未満のため参考値。G1の97%が9車立てで、7車立てに絞るとG1は15件・G2は5件しか残らないため、本記事のみ車立て数で絞っていない
最終確認日
2026-08-17(KEIRINCRAFTデータベースをSQLで再クエリした基準日)
限界
グレードと車立て数の構成が同時に変わるため、グレードだけの純粋な効果を切り分けたものではない。等確率基準による倍率補正は目安であり、完全な統制にはなっていない

なぜ7車立てに絞らなかったのか

G1・G2・GPのような上位グレードのレースは、そのほとんどが9車立てで行われています(G1の97%)。7車立てに絞ると、G1はわずか15件、G2は5件しか残らず、比較にすらなりません。そこで本記事だけは車立て数を絞らず、代わりに「等確率で選んだ場合の基準値」に対する倍率で公平さを補う形にしています。

グレード別に見た、得点1位選手の1着率

各グレードで、そのレース内で競走得点が最も高い選手の実際の1着率です。

検証中(provisional) 検証日2026-08-17 集計期間2021-06-22〜2026-08-17 母数n=130,003(G1/G3/F1/F2の4区分合計) 出典KEIRINCRAFTデータベース(VPS PostgreSQL) SQL実測・再現可能
グレード1着率等確率基準基準比n
G128.99%11.16%2.60倍1,797
G336.25%11.46%3.16倍10,352
F136.89%14.52%2.54倍47,255
F239.41%14.55%2.71倍70,599

(参考: GP 28.40%・2.50倍(n=162)、G2 25.78%・2.31倍(n=675)。いずれも1,000件未満のため参考値)

生の1着率だけを見るとG1(28.99%)はF1・F2(36〜39%台)より低く見えますが、これは主にG1が9車立て中心(等確率基準11.16%)、F1・F2が7車立て中心(等確率基準14.52〜14.55%)という母集団の違いによるものです。そこで基準値に対する倍率で見ると、G3が3.16倍と最も高く、G1(2.60倍)はG3よりも「得点1位という条件の効き方」が弱いという結果になりました。

G1は「実力が拮抗している」可能性

G1クラスは、そもそも出走選手の多くがS級上位の実力者で、得点差そのものが小さくなりがちです。得点で1位になった選手も、2位・3位との差がわずかであるケースが多く、「得点1位」という条件の情報量自体が下位グレードより小さくなっている可能性があります。G3・F1・F2のような下位グレードでは、選手間の実力差(得点差)がより明確に出やすく、得点1位という条件がそのまま結果に直結しやすいと考えられます。

「得点1位」の重みはグレード次第。下位クラスほど得点差がそのまま結果に出やすく、上位クラスほど拮抗する。検証ラボ#13で見た「得点差」の効き方も、グレードによって変わる可能性がある。

KEIRINCRAFTでは、これをどう使うか

KEIRINCRAFTは、出走レースのグレードに応じて得点信頼度のつまみの効き方を調整できるよう設計している。G1のような拮抗レースでは、得点1位だけに頼らない見方が必要になる。

KEIRINCRAFTでは、そのレースの読みやすさを自信度メーター(テトラ度)で確認できる。TETRA内部の特徴量・重み付け・処理手順は非公開。

グレード別の"効き方"を、あなたの一手に

2021年以降・約13.7万レースを収録したデータベース。AIエンジン「テトラ」と、あなたが回す15のつまみで競輪を読み解く。

KEIRINCRAFTを見る →

集計データはKEIRINCRAFTデータベース(2021年6月22日〜2026年8月17日、SQLで再クエリした実測値)。男子・確定レース(本記事のみ車立て数を限定せず)を対象に、グレード別の競走得点1位選手の1着率を集計しました。 数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
KEIRINCRAFTは予想・分析専用アプリです。車券購入機能はありません。車券の購入は20歳から、投票は自己責任でお願いします。