選手がその節 (4〜7 日間) で記録したスタートタイミング (ST) の平均値。 半期で集計する平均 ST には埋もれてしまう「今の状態」を映し出す短期指標で、 モーター気配・水面適性・スタート勘の善し悪しが直接反映されます。
今節 STとは、出場中の節 (シリーズ) で記録したスタートタイミング (ST) の平均値です。 競艇の節は通常 4〜7 日間の連戦で構成されており、各選手は 1 節あたり 6 〜 14 走前後を消化します。 その節のレース全てを通して「平均してどれくらいの ST で行けているか」を要約した数値が今節 ST です。
半期 (前期 5〜10 月 / 後期 11〜4 月) で計算する平均 STはサンプル数が多く安定する反面、 「今、調子が上向きか / 下降か」はほぼ反映されません。 今節 ST はこの欠点を埋める短期指標として、半期平均と並べて読むのが基本になります。
公式の出走表では、選手名の近くに「当節成績」として今節 ST が表記され、 「今節 0.13」のような形で開示されます。 ファンや専門紙は、このサンプル数の少ない数字を展示・モーター気配と組み合わせて解釈します。
今節 ST はサンプル数が数走分しかないため、単独で見るのではなく 半期平均との「差分」として解釈するのが正しい使い方です。 実戦で出会う 4 つの典型パターンを整理します。
今節 ST は半期平均と違ってサンプル数が少ないため、外的要因の影響を強く受けます。 数値を信じるべきか、ノイズとして無視すべきかを判断するための着眼点を整理します。
地力を見るなら平均 ST、状態を見るなら今節 ST。 この役割分担を理解せずに、どちらか片方だけで判断するとサンプル数の罠に陥ります。
| 平均ST (半期) | 今節ST | |
|---|---|---|
| 集計範囲 | 過去半期 (4〜9月 / 10〜3月) の全 24 会場合算 | 出場中の節 (4 〜 7 日間) のみ |
| サンプル数 | 数百走 / 安定度が非常に高い | 数走 〜 十数走 / ノイズが乗りやすい |
| 映すもの | 選手の地力としてのスタート力 | 選手の今この瞬間の状態 |
| 更新タイミング | 半期に 1 回 (4 月 / 10 月) | 節中はレースごとに刻一刻と変動 |
| 使いどころ | 軸選び・級別判定の一次フィルター | 展示・モーター気配と合わせた最終判断 |
BOATCRAFT は 4 モデルブレンド (統計 / 機械学習 / 直近フォーム / 会場特性) で予想を構築しており、 今節 ST は特に直近フォームモデルの中核特徴量として扱われます。 半期平均との差分・節内のトレンド (改善 / 悪化) を分解して、状態の勢いを推定します。
「直近フォームつまみ」を上げる ─ 今節 ST と直近 10 走の成績を重く反映し、地力ではなく「今の調子」を優先する設定。中日以降の調子の出てきた選手を拾うのに有効。
「スタート力つまみ」を上げる ─ 平均 ST と今節 ST の両方を引き上げる包括設定。スタート巧者が外コースにいるレースで効果が出やすい。
「F リスクつまみ」を上げる ─ F 持ちで今節 ST が重い選手に下げ補正を加える。フライング明けの最初の 1 〜 2 節は積極的に評価を下げる。
今節 ST は調子を映す数字でしかありません。 100 を超える専門用語を 12 カテゴリで整理した用語集で、競艇予想の解像度を上げてみてください。