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検証 #32

バンクの周長とは、競輪場の走路1周の距離のことで、333m系・335m・400m・500mの4区分があり、KEIRINCRAFT掲載40場では400mが30場(75%)を占める。

データ 検証ラボ#03/#12/#29(バンク周長関連3本)の公開済み数値の再掲期間 出典ごとに異なる(本文参照) 対象 男子・確定レース(出典ごとに車立て条件・母集団定義が異なる場合あり) 執筆 有田 光志AI利用 あり(記事構成補助)Published 2026.09.06Updated 2026.09.06

「周長」という言葉は競輪の実況や番組表に当たり前のように出てくるが、具体的に何種類あって、どのバンクが一番多いのかを一箇所にまとめた説明は少ない。KEIRINCRAFT検証ラボがこれまで公開してきた周長関連の数値(#03・#12・#29)を、会場ページの会場数と合わせて並べ直した。

この記事の結論(引用可)

バンクの周長とは、競輪場の走路1周の距離のことで、KEIRIN.JP公式用語集では333.3m・335m・400m・500mの4区分がある。KEIRINCRAFT掲載40場のうち400mが30場(75%)を占め、周長によって決まり手・ライン人数の効き方の数字の出方にも違いが見られる。

主要数値
KEIRINCRAFT掲載40場の内訳は333m系6場・335m1場・400m30場・500m3場(400mが75%)。1着の決まり手は333mで61.1%が逃げ・捲りで決着し500mでは53.9%が差しで決着(#03)。ライン先頭の1着率は333m台で単騎7.46%→2車16.77%→3車28.35%、400mで6.44%→15.47%→26.78%、500mで6.99%→14.44%→26.73%(#12)。みなし直線の平均は333m系40.7m→335m46.7m→400m56.4m→500m60.7m(#29)
期間・母数
出典3本で期間・母集団が異なる。#03は男子・全国40バンク・2021〜2026年。#12は男子7車立て・確定レース・2021-06-22〜2026-08-17(n=307,815)。#29はKEIRINCRAFT会場表(2026-07-04時点集計)・男子結果確定レース(出走車数不問、races計121,337件)
定義
KEIRIN.JP公式用語集にもとづく一般的な説明(周長は333.3m・335m・400m・500mの4区分)。会場数の内訳(333m系6場・335m1場・400m30場・500m3場)はKEIRINCRAFT会場ページ(/keirincraft/venues/)掲載40場を本ページ作成時に数え直して確認した
出典
検証ラボ #03「バンクで決まり手は変わるか」/ #12「バンクが変わってもライン人数の効き方は同じだった」/ #29「みなし直線とは」(いずれも下記に個別リンクあり)
最終確認日
2026-09-06(本ページを作成した確認日。出典データそれぞれの最終確認日は本文中に記載)
限界
出典ごとに母集団定義(車立て数・出走車数不問かどうか)が異なる可能性が高く、数値を単純に組み合わせて解釈することはできない

バンクの周長とは何か

周長とは、競輪場のバンク(走路)を1周した距離のことである。KEIRIN.JP公式用語集では、周長は333.3m・335m・400m・500mの4区分と説明されている。同じ周長でもコーナーの角度や直線の長さは会場ごとに異なる。

KEIRINCRAFTの会場ページ(/keirincraft/venues/)に掲載する40会場を、本ページ作成にあたって周長別に数え直すと、以下のようになった。

周長区分会場数掲載40場に占める割合
333m系6場15.0%
335m1場2.5%
400m30場75.0%
500m3場7.5%

掲載40場のうち30場(75%)が400mバンクで、日本の競輪場の大半は400mバンクだと言える。333m系(6場)と335m(1場、前橋のみ)を合わせても7場、500mはさらに少なく3場(大宮・高知・宇都宮)にとどまる。

周長によって決まり手はどう変わるか

出典検証ラボ #03「バンクで決まり手は変わるか」 母集団男子・全国40バンク・確定レースの1着の決まり手・2021〜2026年

脚質ごとの1着率そのものは、周長が変わってもほとんど動かない。逃げ選手はどの周長でもおおむね23〜24%で勝っている。

周長逃げ選手の1着率追込選手の1着率
333m(短走路)24.1%7.9%
400m(標準)23.0%8.7%
500m(長走路)23.1%8.7%

ところが1着の決まり手(逃げ・捲りで押し切ったか、差しで届いたか)で見ると、景色が変わる。

周長逃げ・捲りで決着差しで決着
333m61.1%38.9%
335m62.1%37.9%
400m51.8%48.2%
500m46.1%53.9%

333mでは61.1%が逃げ・捲りで決着する一方、500mでは53.9%が差しで決着する。周長は「誰が勝つか」(脚質の勝率)よりも「どう勝つか」(決まり手)を強く動かしている、というのが#03の見立てである。

周長によってライン人数の効き方は変わるか

出典検証ラボ #12「バンクが変わってもライン人数の効き方は同じだった」 母集団男子・7車立て・確定レース・2021-06-22〜2026-08-17(n=307,815、333m台/400m/500m×単騎/2車/3車の全9区分合計) 最終確認日2026-08-17

ライン先頭(そのラインの一番前を走る選手)の1着率を、周長帯・ライン人数別に集計すると以下のようになる(333m系6場と335m前橋1場は「333m台」として統合)。

周長単騎2車ライン先頭3車ライン先頭
333m台7.46%
(n=11,732)
16.77%
(n=25,087)
28.35%
(n=17,798)
400m6.44%
(n=47,954)
15.47%
(n=106,550)
26.78%
(n=75,848)
500m6.99%
(n=5,211)
14.44%
(n=10,105)
26.73%
(n=7,530)

「単騎→2車→3車」で先頭の1着率が段階的に上がる形は、どの周長帯でも共通している。ただし333m台はどの人数でも400m・500mより1〜3ポイントほど高い水準にあり、周長帯によって数字の出方に差があることも見て取れる。333m台は6〜7場・500mは3場と会場数が少ないため、#12はこれを「周長そのものの効果」と言い切るには追加検証が必要、としている。

周長とみなし直線の関係

出典検証ラボ #29「みなし直線とは」 母集団KEIRINCRAFT会場表(周長・みなし直線)・2026-07-04時点集計・掲載40会場

周長とは別に、最終コーナーの立ち上がりからゴールまでの直線距離の目安である「みなし直線」も、会場ページで公開されている。周長区分別に平均すると以下のようになる。

周長区分会場数みなし直線 平均
333m系6場40.7m
335m1場46.7m
400m30場56.4m
500m3場60.7m

周長が長い区分ほど、みなし直線の平均も長くなる傾向がある。ただし#29によれば、周長400mの30場だけを見てもみなし直線は佐世保40.2m〜武雄64.4mまで24.2mの差があり、周長だけでみなし直線の長さが決まるわけではない。掲載40場全体では36.1m(小田原)〜66.7m(大宮)まで幅があり、中央値は56.2m、単純平均は54.1mだった。

分からないこと

  • #29の母集団(男子・結果確定レース、出走車数不問)と、#03・#12の母集団(男子・7車立て・確定レース)が異なる可能性が高いことは#29自身に明記されている。本ページでもこの2系統の数値を単純に組み合わせて解釈することはできない
  • 周長の正式な測定基準(バンクのどの位置を基準に測るかなど)を示すJKA公式ルールブックの原文は未確認。本ページの定義文はKEIRIN.JP公式用語集にもとづく一般的な説明にとどめている。
  • 333m系・335mの会場数は合わせて7場、500mは3場と少なく、#12は周長そのものの効果と会場固有の要因(風・地域など)を切り分けられていないと明記している。
  • #03(決まり手)と#29(みなし直線)は集計時期・母集団が異なる可能性が高く、どちらも周長別の集計ではあるが、両者の数値を直接組み合わせて「周長が決まり手を決める仕組み」を説明したものではない。

出典・検証方法

本ページは新規のSQLクエリやデータベース再集計を行っていない。数値はすべて、KEIRINCRAFT検証ラボの公開済み3ページ(#03「バンクで決まり手は変わるか」・#12「バンクが変わってもライン人数の効き方は同じだった」・#29「みなし直線とは」)にすでに掲載されている数値を、出典表記とあわせてそのまま転記したものである。周長別の会場数(333m系6場・335m1場・400m30場・500m3場)は、KEIRINCRAFT会場ページ(/keirincraft/venues/)に掲載された40会場を本ページ作成時に数え直して確認した(会場ページ自体のFAQにも同じ内訳が明記されている)。各出典ページの母集団・期間・最終確認日は、本文の各見出しに個別に記載している。

よくある質問

Q. バンクの周長とは何ですか?

バンクの周長とは、競輪場の走路1周の距離のことです。KEIRIN.JP公式用語集では333.3m・335m・400m・500mの4区分が示されています。KEIRINCRAFT掲載40場を数えると、333m系6場・335m1場・400m30場・500m3場で、400mが4分の3(75%)を占めます。

Q. 周長によって決まり手の傾向は変わりますか?

はい。男子・確定レースの1着の決まり手を見ると、333mでは61.1%が逃げ・捲りで決着するのに対し、500mでは53.9%が差しで決着します。ただし脚質ごとの1着率自体(逃げ選手は周長を問わずおおむね23〜24%)はどの周長でもほぼ変わりません。

Q. 周長が変わるとライン人数の効き方も変わりますか?

「単騎→2車→3車で先頭の1着率が段階的に上がる」という形はどの周長でも共通しています。ただし333m台はどの人数でも400m・500mより1〜3ポイントほど高く、333m台は6〜7場・500mは3場と会場数が少ないため、周長そのものの効果と言い切るには注意が必要です。

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本ページの数値はKEIRINCRAFT検証ラボの公開済み3ページ(#03・#12・#29)にすでに掲載されている数値の再掲であり、本ページ作成のための新規のSQLクエリやデータベース再集計は行っていません。周長別の会場数はKEIRINCRAFT会場ページ掲載40場を数え直したものです。出典ごとに母集団(車立て数・出走車数不問かどうか・期間)が異なるため、単純比較はできません。数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
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