展示航走とは ─ 本番直前の"リハーサル"
展示航走は、本番レースの数分前に行われる練習の航走だ。順番は決まっていて、まずスタート展示、続いて周回展示。ファンにとっては、選手とモーターの「今日の実際の走り」を自分の目で確かめられる、唯一のタイミングになる。出走表の数字は過去の話。展示は"今この瞬間"を映す。
スタート展示で見るポイント
スタート展示は、本番を想定した進入コース取りとスタートを見せる。ここで注目したいのは、艇番と実際の進入コースがズレることがある点。内を狙って動く前付けがあると、隊形そのものが変わり、予想の前提が崩れる。
| 見るポイント | 何が分かるか |
|---|---|
| ピット離れ | ピットアウトの優劣。離れが悪いと外のコースへ追いやられやすい |
| 進入コース | 艇番どおりの進入か、前付けで隊形が変わるか |
| スタート/行き足 | スタートのタイミングと、そこからの加速の伸び |
周回展示で見るポイント
スタート展示のあと、各艇が間隔をあけてコースを2周する。ここでターンの質と直線の伸びが見える。とくに大事なのが、旋回したあとに舟が外へ流れていないか。流れる=ターンで置いていかれるサインで、握って回れていない可能性がある。
| 見るポイント | 何が分かるか |
|---|---|
| ターンの角度・スムーズさ | コンパクトに握れているか、膨らんでいないか |
| 旋回後の舟の流れ | 外へ流れる=乗れていない/ピタッと止まる=仕上がり良好 |
| 立ち上がりの加速 | ターンから直線への伸び(行き足・回り足) |
そして周回展示中には展示タイム(周回展示での一定区間のタイム)が計測される。これはモーターの直線の伸びを測る目安。ただし展示タイムだけで結果が決まるほど単純でもない。→ 検証ラボ #05 展示タイムは当たるのか
数字と目、両方で読むと予想は深くなる。
展示は"確定情報"ではない
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- 検証ラボ #05 ─ 展示タイムは予想に使えるのか(データで検証)
- 同じモーターでも差が出る理由 ─ 整備という見えない勝負
- 用語集(進入・前付け・ピット離れ・展示タイム)
このコラムについて: 競艇の基礎知識シリーズは、初心者にも分かるように競艇の「仕組み」を解き明かす記事です。/ 公開: 2026-07-01