節初日の前日に行われる選手集合・身体検査・モーター抽選の日。 レースこそ行われないが、ここで引いたモーターがその選手の節全体の機力を決め、節 5 日間の運命を左右する ─ 競艇予想で意外と見落とされやすい、節の起点。
前検日 (ぜんけんび)とは、節初日の前日に開催地で行われる選手集合と各種検査の日。 正式には「前日検査日」と呼ばれ、選手は午前中に集合してから、身体検査・服装検査・道具検査などを受け、節中に使用するモーターとボートを抽選で決める。 レースは一切行われないが、競艇ファンの間では節の幕開けとして注目されている日。
前検日の重要性はモーター抽選にある。 競艇のモーターは会場が所有する備品で、選手は自分のモーターを持ち込まない。代わりに、各会場が保有する 70 〜 80 基のモーターの中から、節ごとに抽選で 1 基ずつ割り当てられる。 この時にエース機 (年間 2 連率が高い好機)を引けるかどうかで、節 5 日間の戦い方が根本から変わる。
モーター抽選後は整備時間が与えられ、選手は自分のモーターを開けてプロペラやキャブレターを調整する。 この調整作業を「持ち込み調整」と呼び、機力の素性が悪くても腕のある選手は前検日中にある程度仕上げ直すことができる。
前検日は単に「集合する日」ではなく、節の機力構造を決める複数のイベントが詰まった 1 日。 ファンが直接観戦できないが、夕方には抽選結果・整備状況・選手コメントが公開されるため、初日予想の精度を上げる情報源として使える。
前検日が終わった夕方〜夜には、各会場がモーター抽選結果と選手コメントを公開する。 初日のレースを予想する時、この情報を見るのと見ないのとでは精度が大きく変わる。 何を見るべきかを 3 軸で整理。
| 注目すべき情報 | どこで分かるか | 予想への活かし方 |
|---|---|---|
| 引いたモーター番号 | 各会場公式サイトの前検結果 | 節間 2 連率の高いモーターを引いた選手を上方修正 |
| 前期のモーター成績 | BOATCRAFT のモーター履歴 | 2 連率35% 超はエース機、20% 切りは不調機 |
| 選手コメント | 各会場 SNS / スポーツ紙 | 「行き足はあるが伸びが」のような整備課題から実態把握 |
| 体重超過の有無 | 体重発表 (前検日夕方) | 超過選手は展示前の調整でストレスが出やすい |
| 持ち込み調整時間 | 会場の整備時間枠 | 調整時間が短い節は初日に機力が出にくい |
BOATCRAFT は前検日に各会場から取得したモーター抽選結果と前期 2 連率を自動でデータベースに取り込み、初日のレース予想に反映する。 アプリ側ではこの「機力起点」の重みを動的に変えられる。
「機力つまみ」を初日だけ上げる ─ 初日は節内成績の蓄積がゼロのため、モーター 2 連率の重みを通常よりも強く設定する運用が有効。エース機を引いた B 級選手の妙味が見えるようになる。
「整備傾向フィルタ」 ─ 前期にプロペラを大幅交換した選手や、整備が遅れた節は機力評価を一段下げる。前検情報の質が機械学習モデルに反映される。
「体重補正」を有効化 ─ 前検日に体重超過が発表された選手は、節序盤の出足が悪くなりやすいため、初日 〜 2 日目の評価を意図的に下げる設定が用意されている。
「前検日」は節全体の機力を決める起点です。 100 を超える専門用語を 12 カテゴリで整理した用語集で、競艇予想の解像度を上げてみてください。