内コース (主に 2・3コース) の艇が 1 マークで、内艇のさらに内側に潜り込んで先頭に立つ競艇の戦法。 1 コース艇のターンが大きく回った瞬間に、その内側に艇を入れて抜き去る、ターン技術の精度がそのまま反映される決まり手。
差しとは、1 マーク進入で先行する内艇 (多くは 1 コース) のターン軌道が大きく外側に流れた瞬間、その内側の空いた水面に艇を差し入れて先頭に立つ戦法。 外から被せる「まくり」と対をなす存在で、抜く軌道が真逆。スロー勢 (1〜3 コース) の中でも、2・3 コースの選手が最も多用する決まり手です。
動作のイメージは「細い隙間に艇を差し込む」ことから来ています。1 コース艇のターンを誘い出し、内側に生まれた水路を縫って先頭へ抜ける動きは、出足とまわり足、そしてターン精度が揃って初めて成立する繊細な技術。 豪快さで見せるまくりに対し、差しは「技の決まり手」として扱われ、玄人ファンに愛されてきました。
差しは、内艇のターン軌道と外艇のターン精度のずれが噛み合った時にだけ成立する戦法です。 1 コース艇のターンが小さく締まれば内側に隙間は生まれず、差しは封じられます。 実戦で観察される4 つの主要条件を整理します。
差しは全 24 会場で出現するものの、水面の特性とスタート距離によって成立率は大きく違います。 特に 2 コース勝率が全国平均より高い会場では、差し決着の比率が顕著に上がります。実データで差しが構造的に通りやすい代表 3 会場を紹介します。
差しと並んで語られる戦法がまくりです。 どちらも内艇を抜く決まり手ですが、抜く軌道・主戦コース・必要な機力がすべて対照的。 使い分けは選手のタイプとモーター性能、そしてその日の水面状況で決まります。
| 差し (Sashi) | まくり (Makuri) | |
|---|---|---|
| 抜く軌道 | 1 マークで内艇の内側に潜り込んで抜く | 1 マークで内艇を外から被せて抜く |
| 主戦コース | 2 〜 3 コース (スロー勢) | 3 〜 5 コース (ダッシュ勢) |
| 必要な機力 | 出足・まわり足 ─ ターン精度重視 | 伸び足 ─ 直線スピード重視 |
| 決まる水面 | 狭い 1 マーク、無風・鏡面の日 | 広い 1 マーク、風・波で荒れ気味の日 |
| 配当傾向 | 2 コース絡みなら中穴、3 コース絡みなら高配当 | 中〜高配当に振れやすい (内本命を飲み込むため) |
BOATCRAFT は 4 モデルブレンド (統計 / 機械学習 / 直近フォーム / 会場特性) で予想を構築しており、差しの傾向は主に会場特性モデルと直近フォームモデルが拾っています。 アプリ側のつまみ操作で、差し評価の重みを動的に調整できます。
「コース力つまみ」を中央に置く ─ 1 コース有利の補正を弱めすぎず強めすぎず、2 コースの評価を相対的に厚くする。江戸川・福岡・平和島のような内有利すぎない会場で効果が出やすい。
「気象つまみ」を下げる ─ 風速・波高の影響を抑えて、無風・鏡面コンディションの安定したターン勝負を予想に反映。差しが通りやすい局面を捉えやすい。
「機力つまみ」をターン寄りに上げる ─ まわり足・出足の評価を重く見ると、差し型選手・小回りモーターの相対評価が上がる。
「差し」は競艇の決まり手の一つに過ぎません。 100 を超える専門用語を 12 カテゴリで整理した用語集で、競艇予想の解像度を上げてみてください。