競艇 24 会場を 1 マークの広さとスタート距離で分類した呼び方。 広水面は まくり・伸び勝負、狭水面は インまくり・差しの混戦に振れやすく、 コース別勝率・配当傾向・展開のクセを根本から決定する最重要の構造要因です。
広水面とは、1 マークの旋回半径が大きく、スタンド側からバック側までの距離も長い水面のこと。代表は浜名湖・琵琶湖・鳴門など。広い 1 マークでは外艇が全速ターンで回り込む余地が生まれるため、まくりや伸び勝負に振れやすくなります。
対して狭水面は、1 マークが詰まっていて旋回スペースが小さく、スタート距離も短い水面。代表は戸田・尼崎・平和島など。狭い 1 マークでは外艇は外を回らされて沈むため、内艇が制圧するか、あるいは2 コースのインまくり・差しが決まる混戦になりやすい構造です。
「広い・狭い」は感覚値ではなく、スタート距離 (m) と 1 マーク水面幅から客観的に分類されます。BOATCRAFT では 27 年分の実データを会場別に集計し、コース別 1 着率と組み合わせて水面特性のラベルを管理しています。
同じ A1 級の選手が同じモーターで乗っても、広水面と狭水面ではまったく違うレース展開になります。 水面分類が変えるのは、コース別勝率・配当傾向・モーター評価の重み・気象の影響度の 4 つです。
全 24 会場のうち、広水面・狭水面の両極端に位置する代表会場を 3 つずつ紹介します。 水面分類が分かれば、同じ「1 号艇 A1 級」でも会場ごとに評価の重みを変えるべき理由が見えてきます。
同じ「競艇場」と一括りにできないほど、広水面と狭水面では別物のスポーツに見えるレースが展開されます。 コース別勝率から配当帯まで、主要 5 項目を表で対比します。
| 広水面 (Wide) | 狭水面 (Narrow) | |
|---|---|---|
| 1 マーク | 広く、外艇が全速で回り込める | 狭く、外艇は外を回らされる |
| 1 コース勝率 | 50% 前後 (中位) | 40% 台に沈む会場も多い |
| 主な決まり手 | まくり / 伸び勝負 | インまくり / 差し / 混戦 |
| 機力評価軸 | 伸び足 ─ 直線スピード重視 | 出足・まわり足 ─ ターン精度重視 |
| 配当傾向 | 中〜高配当に振れやすい | 万舟が頻発する穴党向き |
BOATCRAFT は 4 モデルブレンド (統計 / 機械学習 / 直近フォーム / 会場特性) で予想を組み立てており、水面分類の影響は主に会場特性モデルが拾います。 24 会場ごとに 27 年分のコース別 1 着率を学習しており、広水面会場では伸び足重視、狭水面会場では進入駆け引きとモーター出足を重視する評価軸が自動で切り替わります。
「コース力つまみ」を下げる ─ 戸田・尼崎・平和島など狭水面の会場で、1 コース過信を抑える。2 〜 5 コースの評価が相対的に上がり、インまくり・差しの妙味を拾いやすくなる。
「機力つまみ」を広水面では伸び足寄り、狭水面では出足寄りに ─ 同じモーター 2 連率でも会場特性に応じて評価の重みが変わる。広水面ではエース機の伸びを最大限に拾う。
「気象つまみ」を上げる ─ 広水面会場 (浜名湖・琵琶湖・鳴門) は風で水面全体が荒れやすく、波高・風速の評価重みを上げると外艇の妙味を取りやすい。
広水面か狭水面かが分かるだけで、同じ 1 号艇 A1 級でも評価の重みが変わります。 24 会場の水面分類と 27 年分の実データを、BOATCRAFT で確かめてみてください。