競走得点とは、直近4か月の着順点などから算出される平均点のことで、番組編成の基準になる指標である。
競輪予想を始めるとまず教わるのが「競走得点を見ろ」。だが競走得点とは具体的に何を指す数値で、実際にどれくらい着順に効いているのかを一箇所にまとめた説明は少ない。KEIRINCRAFT検証ラボがこれまで公開してきた5本(#01・#13・#14・#15・#26)の数値を、母集団の違いに注意しながら並べ直した。
競走得点とは、直近4か月の着順点などから算出される平均点のことで、番組編成(レースの組み合わせ)の基準になる指標のこと。7車立てのレースでは得点1位選手の1着率が38.8%(基準14.3%の2.7倍)にのぼり、得点差・勝率・ライン先頭との組み合わせによってさらに差が開く。
- 主要数値
- 得点順位別1着率(7車立て・男子・確定レース、2021年以降、n=102,763レース)は1位38.8%→7位3.5%。得点差2点未満の1着率32.26%(n=56,755)→差8〜10点未満で59.40%(n=1,101)
- 期間・母数
- 出典5本で期間・母集団が異なる。#01は2021年以降・7車立て10万2,763レース。#13〜#26は2021-06-22〜2026-08-17のデータをもとに、記事ごとに異なるnで集計(詳しくは本文各見出しを参照)
- 定義
- 一般的な説明(直近4か月の着順点などから算出される平均点で、番組編成の基準に使われる)。着順点の配点表やJKA公式の算出式の原文は未確認
- 出典
- 検証ラボ #01「競走得点は本当に"最強の軸"か」/ #13「競走得点差は何点から実力差か」/ #14「勝率と競走得点」/ #15「得点1位×ライン先頭」/ #26「得点1位の効き方はグレードで変わる」(いずれも下記に個別リンクあり)
- 最終確認日
- 2026-09-06(本ページを作成した確認日。出典データそれぞれの最終確認日は本文中に記載)
- 限界
- いずれも相関の集計であり、得点だけで着順が決まることを示すものではない。買い目の有利不利は扱っていない
競走得点とは何か
競走得点とは、直近4か月の着順点などから算出される平均点のことで、選手の"今の地力"を数値化した成績指標として使われる。同じくらいの力の選手同士を組み合わせる番組編成(レースの組み合わせ)の基準にもなっている。
ただし、着順点の正確な配点表や、平均点の算出式の原文(JKA公式ルールブックの該当箇所)は確認できていない。本ページの定義文は一般的な説明にとどめ、正式な算出方法の細部は下記「分からないこと」に明記する。
得点順位が高いほど1着率は上がるか
各レースで競走得点の高い順に1〜7位のラベルを付け、その順位ごとの1着率を集計した結果が以下である。
| 得点順位 | 1着率 |
|---|---|
| 1位 | 38.8% |
| 2位 | 22.1% |
| 3位 | 13.9% |
| 4位 | 9.7% |
| 5位 | 6.9% |
| 6位 | 4.9% |
| 7位 | 3.5% |
7車立ての基準線は1/7=約14.3%。得点1位はその2.7倍。順位が1つ下がるごとに、勝率は一段ずつ確実に落ちていく、という単調な関係になっている。
得点差が開くほど差は大きくなるか
レース内の競走得点1位と2位の点差(gap)別に、得点1位選手の実際の1着率を集計すると、点差が開くほど1着率は段階的に上がる。差2点未満では1着率32.26%(n=56,755)だが、差8〜10点未満まで開くと59.40%(n=1,101)まで上昇する。10点以上の帯はn=388と少なく参考値扱いとされている。
相関の集計であり「得点差◯点あれば必ず勝てる」という因果関係を示すものではない。展開・目標選手・その日の調子など得点以外の要因は考慮されていない点に注意が必要である。
得点と勝率、食い違う時はどちらが近いか
レース内の通算勝率1位選手と競走得点1位選手が一致するかどうかで4パターンに分け、実際の1着率を集計すると、得点のみ1位の1着率は29.38%(n=63,901)、勝率のみ1位は26.69%(n=66,822)で、得点のみ1位の方がわずかに高い。両方が一致する場合は52.29%(n=42,214)まで上昇する。得点と勝率の差は2.7ポイントとそれほど大きくなく、「得点だけ見れば十分」と言えるほどではない。
得点とライン先頭が重なると
「得点1位」(そのレースで競走得点最高)と「ライン先頭」(line_pos=1かつline_len≧2、単騎除く)の有無を2×2に分類すると、両方が重なる選手の1着率は46.20%(3連対76.80%、n=54,148)に達する。得点1位のみの選手は30.49%(n=51,946)で、単独条件より明確に高い水準になる。相関の提示であり、この組み合わせを人為的に作り出せるという意味ではない。
グレードが上がると効き方は変わるか
各グレードで、レース内の競走得点が最も高い選手の実際の1着率を、車立て数に応じた等確率基準(1/n)からの倍率で比較すると、G3が3.16倍(1着率36.25%、n=10,352)で最も高く、G1は2.60倍(1着率28.99%、n=1,797)とそれより低かった。グレードと車立て数の構成が同時に変わるため、グレードだけの純粋な効果を切り分けたものではない点に注意が必要である。
分からないこと
- 着順点の正確な配点表(何着なら何点か)や、平均点の算出式の原文(JKA公式ルールブックの該当箇所)は未確認。本ページの定義文は一般的な説明にとどめている。
- なぜ「直近4か月」という期間が採用されているのか、その根拠は未確認。
- 本文で引用した5本の出典ページは、車立て数や集計期間の母集団定義がそれぞれ異なる(#01は7車立て・2021年以降、#13〜#15は男子7車立て・2021-06-22〜2026-08-17、#26のみ車立て数を限定せず同期間)。異なる出典の数値同士を単純に足し合わせたり比較したりすることはできない。
- 級班の昇降格に競走得点がどう関わる(具体的な基準点)かの詳細は、検証ラボ#31「級班とは」もあわせて未確認としている。
出典・検証方法
本ページは新規のSQLクエリやデータベース再集計を行っていない。数値はすべて、KEIRINCRAFT検証ラボの公開済み5ページ(#01「競走得点は本当に"最強の軸"か」・#13「競走得点差は何点から実力差か」・#14「勝率と競走得点」・#15「得点1位×ライン先頭」・#26「得点1位の効き方はグレードで変わる」)にすでに掲載されている数値を、出典表記とあわせてそのまま転記したものである。各出典ページの母集団・期間・最終確認日は、本文の各見出しに個別に記載している。
よくある質問
競走得点とは、直近4か月の着順点などから算出される平均点のことで、選手の成績指標として番組編成(レースの組み合わせ)の基準に使われます。着順点の配点表や算出式の原文(JKA公式ルールブック)は未確認のため、本ページでは一般的な説明にとどめています。
7車立て・男子・確定レース(2021年以降・n=102,763レース)では、得点1位選手の1着率は38.8%で、基準線1/7(約14.3%)の2.7倍でした。得点1位と2位の点差が開くほど、得点1位選手の1着率はさらに上がります(差2点未満32.26%→差8〜10点未満59.40%)。
競走得点だけでなく、通算勝率やライン先頭との組み合わせも1着率に関係します。得点1位とライン先頭が重なると1着率46.20%まで上がり、得点1位のみ(30.49%)より高くなります。またレースのグレードによっても得点1位の効き方は変わり、G3で3.16倍、G1で2.60倍でした。
本ページの数値はKEIRINCRAFT検証ラボの公開済み5ページ(#01・#13・#14・#15・#26)にすでに掲載されている数値の再掲であり、本ページ作成のための新規のSQLクエリやデータベース再集計は行っていません。出典ごとに母集団(車立て数・期間)が異なるため、単純比較はできません。数字は過去の傾向であり、将来の結果や的中を保証するものではありません。
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