— この記事の要点 —

2022-2026年の3連単配当250,556件を再集計した結論:「平均」と「中央値」はまったく別の世界を映す。全体の平均配当は7,198円だが、ちょうど真ん中のレースの配当(中央値)は2,540円しかなく、平均は中央値の約2.8倍に膨らんでいる。理由は分布の形にある ── 全レースの69.1%は5,000円未満という堅い決着に収まる一方、16.7%(約6レースに1回)は万舟(1万円以上)となり、この少数派の超高配当が平均だけを押し上げている。本命党が「思ったより当たる」と感じるのは中央値側の世界を、穴党が「たまに跳ねる」と狙うのは平均を歪めるこの尻尾を、それぞれ見ているにすぎない。「平均7,000円台」という数字を鵜呑みにすると、実際のレースの半分以上を占める2,500円前後の決着を見誤る。

69.1%
5,000円未満
(本命党の世界)
16.7%
万舟率
(穴党の世界)
2,540円
配当の中央値
(ふつうの決着)
7,198円
配当の平均
(万舟が押上げ)
Data

3連単配当を帯で分ける

青=本命党寄りの堅い決着、赤=穴党寄りの万舟。全レースの約7割は5,000円未満に固まり、残りの薄い尻尾に万舟が散らばっている。

配当帯割合平均陣営
超堅(〜999円)18.6%706円本命
堅(1,000-1,999円)23.6%1,441円本命
中(2,000-4,999円)27.0%3,194円中間
やや荒(5,000-9,999円)14.2%7,037円中間
万舟(1万-4.9万円)14.7%20,357円
超万舟(5万円〜)2.1%91,497円
Insight

「平均」と「中央値」のズレが全て

平均配当は 7,198円。なのに中央値(ちょうど真ん中のレース)は 2,540円 しかない。この差こそ、本命党と穴党が見ている「別の世界」だ。半分のレースは2,540円以下で決まる ── 本命党が「よく当たる」と感じるのはこのため。だが平均を 7,198円まで押し上げているのは、16.7% しか出ない万舟の尻尾 ── 穴党が「一発で取り返せる」と狙うのはここ。

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