競艇場の2 マーク側水面に設けられた選手と艇の待機エリア。 レース開始時にピットを離れる動きを「ピット離れ」と呼び、 ここから進入争いとスタートまでの一連の駆け引きが始まる。
ピットとは、競艇場のバックストレッチ側 (2 マーク側) 水面に設けられた、選手と艇の待機エリアのことです。 各艇は出走前にここでスタンバイし、6 つの艇庫 (1 〜 6 号艇用) に番号順で待機します。 レース直前にスタートを告げる電気信号が点灯すると、艇は一斉にピットを離れて自分のコース取りに向かいます。
ピットを離れる動作を「ピット離れ」と呼び、この最初の数秒が進入隊形の運命を左右します。 ピット離れが速ければ早く水面に出られるため、内側のコースを取りやすくなりますが、機力差や選手の判断によって意外と差がつくポイントです。 逆にピット離れが遅れると、内側を狙う場合でも前を塞がれて自然と外を取らされることがあります。
また、ピットは選手が出走前後に整備員や仲間と接触する場でもあり、レース直前の調整・最終確認がここで完了します。 艇のセット・プロペラの最終チェックなど、レース勝負の前段階となる重要な拠点です。 観戦的にも、ピット離れの一斉スタートはレース開始の合図として最も緊張感が走る瞬間でもあります。
ピット離れから進入完了までの流れには、選手間の駆け引きが凝縮されています。 4 つの局面を整理します。
ピット内では 1 号艇から 6 号艇まで番号順に並びます。 ピット位置の違いがピット離れ後の動線に微妙な差を生み、コース取りに影響します。
| 号艇 | ピット位置 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1 号艇 | ピット最内側 | 水面に出るまでの距離が最も短く、 1 コース確保が容易 |
| 2 号艇 | ピット内側 2 番目 | 1 号艇に続いて自然に 2 コースへ収まる |
| 3 号艇 | ピット中央 | 枠なりなら 3 コース、前づけで内へ動くケースも |
| 4 号艇 | ピット中央 4 番目 | ダッシュ最内へ向かうのが基本だが、前づけでスロー側に動くことも |
| 5 号艇 | ピット外側 5 番目 | 外側からの動きで進入争いの判定が難しい |
| 6 号艇 | ピット最外側 | 水面に出るまでの距離が最長。枠なりでも 6 コースになりがち |
ピットとスタートラインの距離・配置は会場ごとに異なります。 この差が、待機行動の長さや進入争いの激しさに影響します。
BOATCRAFT はピット離れに直接介入できる情報を持ちませんが、進入予想エンジンを通じてピット位置・選手の前づけ癖を加味し、最終的なコース予想を組み立てます。
進入予想エンジン ─ 選手の前づけ実績、出走表上の班・節間態度を組み合わせて、ピット離れから進入完了までの隊形を予測します。
会場プリセット ─ 大村・徳山のように枠なりが固定の会場と、唐津・徳山以外の九州勢のように前づけが多い会場で予想ロジックの重みを切り替えます。
ピット情報の取り扱い ─ レース直前情報の中で、整備の遅れや艇のトラブルなどピット由来の情報も予想時に手動加算可能です。
ピット離れから進入完了までのわずか 1 分間に、レースの 30% は決まっていると言われます。 100 を超える専門用語を 12 カテゴリで整理した用語集で、解像度を一段上げてみてください。