— この記事の要点 —

2022-2026 年・約 136 万走の集計で、フライング相当(スタートが合図前)は 約 0.29%=約 340 走に 1 回。コース別では 1 コース 26.4% / 6 コース 20.1%が突出して飛びやすく(逃げを死守する内と、まくりで攻める外)、中間コースは少ない。罰則は重く、舟券は全額返還、選手はその節を出場辞退(帰郷)し、以後の斡旋停止(1 回目 30 日・2 回目さらに 60 日・3 回目さらに 90 日・4 回目さらに 180 日、最長 360 日)。出遅れ(L)も同様に返還+事故点 20 点。※本集計はスタートタイミングが合図前(マイナス)の走を「フライング相当」として数えており、審判が確定する公式 F とは完全一致ではない。

フライング(F)・出遅れ(L)とは

競艇(ボートレース)のスタートは「フライングスタート方式」。時計を見ながら、スタート合図と同時にラインを通過するのが理想だ。ここで 2 つの大きなミスがある。

どちらも該当艇は失格となり、その艇を含む舟券は全額返還される。競艇の予想では「誰がフライングを持っているか(その期に F があるか)」も、スタートの読みに関わる重要な情報だ。

データで見るフライングの確率

  1. 期間:2022-01-01 〜 2026-06-19、約 136 万走
  2. 定義:スタートタイミングが合図前(マイナス)の走を「フライング相当」として集計。※公式 F は審判判定のため近似

結果、フライング相当は 3,961 件 ÷ 約 136 万走 = 約 0.29%およそ 340 走に 1 回の発生だった。1 レース 6 艇で考えると、おおむね 50〜60 レースに 1 回はどこかの艇が飛んでいる計算になる。

どのコースが飛びやすい?

進入コースフライング件数全 F に占める割合
1 コース1,04526.4%
2 コース42310.7%
3 コース61615.6%
4 コース54413.7%
5 コース53513.5%
6 コース79820.1%

※ 2022-2026 年・スタートが合図前だった走の進入コース別内訳(BOATCRAFT データベース)。

飛ぶのは "攻める" 内と外。
逃げを死守する 1 コースと、まくりに賭ける 6 コース。

なぜ 1 コースと 6 コースが飛ぶのか

1 コース(26.4%):逃げを決めるには、誰よりも早く・鋭くスタートを切って先手を取りたい。その「踏み込み」が一線を越えるとフライングになる。1 コースは勝率が高い分、攻めた結果のミスも一番多い。

6 コース(20.1%):最も勝ちにくい 6 コースが一発を狙うには、思い切ってスタートから攻めてまくりにいくしかない。そのアグレッシブさが裏目に出る。「攻める内」と「攻める外」が飛びやすいのは、競艇のスタートの性格をよく表している。

フライングの罰則と返還

フライングは "うっかり" では済まされない。罰則は競艇のミスの中で最も重い部類だ。

— なぜ慎重になるのか —
斡旋停止はそのまま収入が止まることを意味する。だから F を持った選手は、次のレースから「もう一本飛べない」とスタートを慎重にする傾向がある。スタートのコンマ数秒が変われば、展開も変わる ── これが予想に効いてくる。
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よくある質問

Q. 競艇のフライングの確率は?
約 0.29%、およそ 340 走に 1 回です(BOATCRAFT 集計・2022-2026 年・約 136 万走、スタートが合図前の走を集計)。
Q. フライングすると舟券はどうなる?
フライングした艇の舟券は全額返還されます。その艇を含む買い目は的中扱いにならず、購入額が払い戻されます。
Q. フライングの罰則は?
その節は出場辞退(帰郷)となり、以後の斡旋停止(1 回目 30 日、以降 60 日・90 日・180 日と加算、最長 360 日)が科されます。

— データ出典・参考 —

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