— TL;DR —

万舟 (100 倍以上配当) が出やすいのは 1 コース勝率が低い会場 = アウトコースが1着になりやすい難水面。直近5年 (2021-2026年) 集計で TOP 5 は: 1 位 戸田 43.34% / 2 位 平和島 44.92% / 3 位 江戸川 46.00% / 4 位 鳴門 48.02% / 5 位 桐生 51.21%。これらは構造的に外枠艇が勝ちやすく、3 連単で高配当が頻出する。

競艇ファンなら誰もが一度は夢見る「万舟」。中でも 3 連単で 100 倍を超える配当は、当てた瞬間に投資金を一気にひっくり返す爆発力がある。だがこの「万舟」、会場ごとに出やすさが大きく違うのはご存知だろうか?

BOATCRAFT が 直近5年 (2021-2026年)・約30.5万レースの実データを使って、3 連単で万舟が出やすい競艇場を集計した結果を公開する。

万舟とは ─ 100 倍以上の高配当

万舟 (万舟券) とは、配当が 10,000 円 (100 倍) 以上になった舟券のこと。100 円買って 10,000 円戻ってくる、まさに夢のような舟券。

競艇の場合、3 連単 (1 〜 3 着を着順通り当てる) が万舟の約 80% を占める。3 連単は組み合わせが 120 通りあるため、当てる難易度が高い分、配当も大きく跳ねる構造になっている。

一方で、1 コースが順当に勝つ「本命決着」では、3 連単の配当は数百円〜 2,000 円程度に収まることが多い。つまり「万舟が出やすい = 1 コースが勝てない (= 1 コース勝率が低い) 会場」と言い換えることができる。

万舟が出やすい会場の共通条件 3 つ

直近5年のデータを分析すると、万舟率が高い会場には明確な共通点がある。

TOP 5 ランキング (直近5年集計)

万舟が出やすい競艇場TOP5の1コース勝率(直近5年・2021-2026)。戸田43.34%、平和島44.92%、江戸川46.00%、鳴門48.02%、桐生51.21%で、いずれも全国平均54.82%を下回る
図:万舟が出やすいTOP5会場の1コース勝率(直近5年)。金の破線=全国平均54.82%。いずれも平均を下回る。

🥇 1 位: 戸田競艇場 (埼玉県戸田市) ─ 1 コース勝率 43.34%

全国 24 会場で最も 1 コースが勝てない会場がここ戸田。1 コース勝率は 43.34% と全国平均 (54.82%) から 11.48pp も下振れる、まさに「アウト天国」の代表格。

理由は構造的に明確だ:

結果、戸田は 3 連単万舟が頻出する。1 コースが順当に勝ちにくく、荒れ決着が多い会場と言える。

🥈 2 位: 平和島競艇場 (東京都大田区) ─ 1 コース勝率 44.92%

東京湾沿いの平和島は、首都圏の難水面として有名。1 コース勝率 44.92% は全国 23 位、戸田に次ぐ「アウト天国」。

🥉 3 位: 江戸川競艇場 (東京都江戸川区) ─ 1 コース勝率 46.00%

全国唯一の河川コース (水質: 汽水)として知られる江戸川。中川放水路の流れと潮位差が、選手の操艇を極端に難しくする。

驚くべきは 2 コース勝率が 18.22% で全国 1 位という点。1 コースが勝てず、代わりに 2 コースがガンガン勝つ独特の会場性質。

4 位: 鳴門競艇場 (徳島県鳴門市) ─ 1 コース勝率 48.02%

鳴門海峡に近い小鳴門海峡に面した鳴門は、潮位差 (最大約 2m) の影響で満潮・干潮で水面が一変する難水面。

5 位: 桐生競艇場 (群馬県みどり市) ─ 1 コース勝率 51.21%

全国最北・標高 約 130m (全国 1 位) の桐生。空気が薄くモーターパワーが出にくいうえ、赤城おろしと呼ばれる強風が万舟を量産する。

万舟(高配当)が出やすい条件

上記 TOP 5 会場で万舟が出やすくなるのは、次のような条件が重なったときだ:

BOATCRAFT のアプリは、こうした会場特性・進入予想を 23 つまみで自分で重み付けできるのが特徴。「戸田のアウト天国」前提のチューニングを保存しておけば、戸田開催の日は一発で穴目寄りの予想に切り替えられる。

まとめ

3 連単 万舟が出やすい競艇場 TOP 5 は、戸田 / 平和島 / 江戸川 / 鳴門 / 桐生。いずれも 1 コース勝率が 50% 前後を下回り、自然要因 (水面・潮流・風・標高) によって本命決着が崩れやすい構造を持つ。

これらの会場は 1 コースが順当に勝ちにくく、荒れ決着が起こりやすい「難水面」。対照的にイン天国 (徳山・大村・芦屋) は 1 コースの勝率が高く、堅い決着が多い会場だ。

なお、このランキングは「今の水面」を映すため直近5年で作っている。BOATCRAFT のデータベースには 1999 年からの27年分の記録があり、その27年間でイン勝率は 22.3%→55% 台へ大きく変化した (制度改革の影響。詳細は検証ラボ #13「インの四半世紀史」)。この変化を踏まえ、直近の傾向が最も参考になる期間だけを採用している。

集計期間: 直近5年・2021-2026 年 (約 30.5 万レース、BOATCRAFT データベース) / 最終更新: 2026-07-11

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万舟は「狙うもの」ではなく「狙うべきレースを選ぶもの」。BOATCRAFT なら、会場特性 × 進入の組み合わせを 23 つまみで自分用に設計できる。

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