競艇のコース両端に浮かべられた折り返し用の赤白ブイ。 スタートライン側を 1 マーク (1M)、反対側を 2 マーク (2M) と呼び、艇は両マークを反時計回りに 3 周する。 勝負の大半は最初の 1 マークで決まる。
1 マークと2 マークは、競艇場のコース両端に浮かべられた赤白カラーの大型ブイのことです。 正式名称はターンマーク。スタートライン側にあるのが 1 マーク、レース折り返し地点にあるのが 2 マークで、艇はこの 2 つを反時計回りに 3 周してゴールを目指します。 1 周は約 600m、3 周で合計 1800m の距離になりますが、その勝敗の大半は最初の 1 マークの一瞬で決まります。
1 マークは「勝負所」と呼ばれる旋回ポイントです。 スタート直後の最初の旋回であり、6 艇が同時に密集して襲いかかるため、誰がインを取って先頭に立つか・誰が外を回らされて遅れるかが、この一瞬でほぼ確定します。 逃げ・差し・まくり・まくり差しといった全ての決まり手は、1 マークの旋回軌道とその後の引き波で説明できると言って良いほどです。
一方の 2 マークは折返しの後半旋回で、隊形が決まった後の位置入れ替えの場として機能します。 1 マークで先頭に立てなかった艇が「捲り返し」を狙ったり、3 周目の最終バックストレッチに向けた仕掛けが入ったりするため、配当に影響する局面も少なくありません。
1 マークは、競艇全 5 つのコース要素 (スタート / 1 マーク / バック / 2 マーク / ホーム) の中で最も配当に直結するポイントです。 その理由を 4 つに整理します。
役割と勝敗への影響度を比較すると、両マークの違いがはっきりします。
| 1 マーク (1M) | 2 マーク (2M) | |
|---|---|---|
| 位置 | スタートライン側の旋回点 | 反対側の折返し旋回点 |
| 役割 | 勝負所 ─ 1 着候補が決まる | 隊形再編成 ─ 2 〜 3 着の入れ替えが起きる |
| 艇間距離 | 6 艇密集 (もっとも危険・最重要) | すでに縦長隊形 (差が広がりがち) |
| 戦法名称 | 逃げ / 差し / まくり / まくり差し | 捲り返し / 内寄せ / 外抜き |
| 配当影響 | 1 着・全配当の根幹 | 主に 2 着・3 着の確定に影響 |
1 マークの広さ・形状・水質は会場ごとに異なり、これが各会場の戦法傾向に直結します。
BOATCRAFT は会場別の 1 マーク特性 (広さ・水質・潮汐) を会場特性モデルに内蔵しており、選手の旋回データと組み合わせて確率分布を再計算します。
「会場特性つまみ」 ─ 1 マーク広い会場 (大村・平和島・住之江) ではイン勝率を強化し、狭い会場 (戸田・浜名湖) ではセンター・アウトの勝率を強化します。
選手の旋回スコア ─ 直近の予選成績から各選手の 1 マーク旋回精度を推定。狭水面 × 旋回不調の選手は勝率を割り引きます。
気象同時計算 ─ 風向風速・うねり・潮汐を組み合わせて 1 マーク難度を動的に評価。荒れ日は機力差・腕差を重く配点します。
1 マークの旋回構造を理解すると、競艇のレース展開はぐっと読みやすくなります。 100 を超える専門用語を 12 カテゴリで整理した用語集で、解像度を一段上げてみてください。